--------

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2012-07-08

サンセット大通り。

本当は先週のミドリカワ書房のライブについて書きたいのですが、もう覚えている間に書いておかないとレポが溜まりに溜まってしまうので(笑)

サンセット大通り

行ってきました、安蘭けい主演 サンセット大通り@シアターBRAVA!


ポスター画像だけだと面白いお話かと思ってしまいますが、最後はとんでもない展開で笑えはしないです。

とうこ(安蘭けい)ちゃんは相変わらずの安定ぶり。でしたが、相手役ジョーの芝居が浅いので、物語全体のまとまりと説得力に欠けてしまい残念でした。これで2階席1万超えは正直高いと思った。私はとうこちゃんが見られればそれでいいの!

。。。とはごめんなさい、思えない。どんなにとうこちゃん一人が素晴らしくても、ミュージカルって総合芸術だから。お金を取るプロの舞台である以上、出演者全員が、一定のクオリティをクリアしているっていうのは大前提だと思うので。台詞や歌詞が聞き取れないとか、台詞をかむ、というのは、基礎がきっちり出来ていない証拠。



今はすっかり過去の人となってしまった大女優ノーマが、売れない脚本家、ジョーを強引に自分の屋敷に住ませて自分の主演(勝手に演るつもりでいる)である芝居の台本を書かせるのですが。。。という、筋としてはわかりやすいお話。

ノーマの執事である老人マックス役は、これまた実力は申し分ない鈴木綜馬さん。そして、脚本家仲間としてジョーと惹かれあうベティ役に、元宝塚男役スターで、演技歌唱ともに実力派の彩吹真央(ユミコ~!!)。

ジョー役の田代さんは、歌えますしルックスも良い。ですが、芝居が浅い。台詞も何度か噛んでいたし、とうこちゃんが出てくるまでの結構長い前半の場面、もう歌詞も台詞も早口ではっきりしないので、何言ってるのかわからない。半径数メートルの芝居。

ジョーは難しい役です。

迷いながらも周囲に翻弄され、自分の心のままに生きることの出来ないジョーの心の動きを表現し、一見身勝手なジョーの行動に対して観客に感情移入させるってのは物凄く難しい。歌唱に重点を置くキャスティングになるのは仕方ないですが、もう少し年も上で、役者としてのキャリアのある人が演じたほうがバランスとしては良かったかもしれません。最初はノーマの我儘に振り回されていた青年ジョーが、次第に対等な立場になり、最終的にはノーマの心を奪ってしまうわけですから、安蘭けいの完璧な芝居を対等に受けて立てるだけの技量がないと務まらない役なんですよね。。


彼は半ば精神を病んでいるノーマに次第に理解を示しながらも、やはり「健全な」ベティに惹かれ、愛を告白しあいます。それでも最後、ノーマがベティに電話して、自分たちの関係を暴露した事で爆発してしまい、わざわざベティを呼び寄せて自分とノーマの関係を告白し、別れを告げます。しかしそれを喜ぶノーマをもはっきりと拒絶し、ノーマに撃たれて死んでしまう。

クライマックスは怒涛の展開となるので、それまでにしっかりとジョーの心象風景を作りこまねばならないのだが、歌と台詞に精一杯なので、ノーマとベティ、それぞれの前で全然違う顔を見せる単なる嫌な2重人格男になってしまい、最後はけわからんまま逆切れして殺されちゃった、みたいなえらいことになっていた。


この舞台の主役はノーマ役安蘭けい、という事になってるし、ジョーがどれだけテンパってもノーマやマックスやベティが力技でそれをねじ伏せて芝居を本筋に戻していくし、最後は、見事な白髪(がばれる)のノーマの物凄い存在感のあるソロで終わるから、いいっちゃいいんだけど。。。実際にはこのミュージカル、ノーマとジョーの物語で、出番もジョーの方が多いから。。。ちょっと不完全燃焼でした。


さて、先に書いた半径数メートルの芝居、という事の意味だが。

ミッチーが毛皮のマリーで美輪明宏さんと共演した際、舞台に立つ時の心構えとして、視線の配り方、というものを教えてもらったという。

客席は広い。ハコによっては2階席、3階席まである。

歌手にしろ俳優にしろ、舞台に立つものは、客席の隅っこから最上階まで、全ての空間に視線を配り、覆い尽くすような存在にならなければならない。といったアドバイスをもらった。。。とのこと。


(って話をどこかで読んだんですが正確な文章失念で失礼)

これは物凄く大切なことで、上手いと言われる舞台人は、皆これが完璧にできている。宝塚でもスターと言われる人は皆、とんなに短い出番であろうが、最上階の最後列のお客さんにまできっちり手を振り、ウインクし、アピールする術を心得ているもんだ。

地味なストレートプレイでもそうで、自分の中だけで芝居が完結している人の演技が半径数メートルで、最上階の最後列のお客の存在やら、ハコの大きさやら一切感知ぜずなのに反し、上手い人というのは、常に空間を最大限に利用した演技をする。


例えば、向かい合っている相手役のセリフに対し、無言で顔を客席側に背け、ただ沈黙する。という演技の場合。


芝居の浅い人は、大きなハコだろうが小劇場だろうが、大体客席前から10列目位を見て顔面ぬいぐるみ演技(ナンシー関さん命名。驚いた時には目をひんむき、怒るときには眉を吊り上げるといった感情そのまんなの表し方)をするのだが、上手い人は無意識にハコ(空間)の大きさに応じた一番ベストな地点に視線を向け、全身で怒りなり悲しみなりを表現する。


だからこそ観客は、その人物に感情移入することが出来、芝居に入り込める。

マックス役の鈴木さんは、激しい動きもたくさんのセリフも無い役なのだが、ハコの隅から最後列までをきっちり覆い尽くす演技。静かな佇まいの中にもきっちりとマックスの悲しみや怒り、ノーマへの愛を表現していて存在感たっぷりであった。黙って立っているだけで「語る」。これくらいの技量のある俳優が演じるジョーであるならば、安蘭ノーマと対等に渡り合えたと思う。


安蘭けいのノーマは素晴らしかった。

刑事コロンボに「忘れられたスター」という名ストーリーがあるのだけど、それを思い出してしまった。

若く美しいスターだった過去の栄光にしがみつき、周囲から疎まれてしまう大女優の悲しい性。

感情的で我儘で病んでいて、でも久々の撮影所では少女のようにはにかんで喜んで。

狂った嫌な女のはずなのに、哀れで、でも可愛くて。


ラストシーンで、正に白髪の大女優になり。心の底から圧倒されたわ。

だからこそ共演者の顔面ぬいぐるみ演技は残念。



コンサートしてくんないかなあ。




にほんブログ村 バイクブログ 女性ライダーへ

スポンサーサイト

2010-07-13

安蘭けい 大阪ファンミーティング

土曜日は、とうこちゃん(安蘭けい)のファンクラブミーティングでした。

ミーティング
帝国ホテル大阪にて。


比較的前のほうの見やすいお席でした。参加者は300人弱位かな? さすが帝国ホテル! のきれいな宴会場でした。

時間が来るととうこちゃんが登場! 後ろから入ってくると思って後ろ見ていた人が多かったようで、(私はしっかり前を見ておりました・笑)「キャー!」「可愛い!」等と歓声が飛びます。

箱舟2010


「後ろから来ると思ってたでしょー。面白かったです(笑)」と初っ端から全開のとうこちゃん。

黒のチュニック風ミニワンピに、黒っぽいキラキラレギンス(脚の綺麗な事!)ヘアスタイルはオールバックのポニーテールで、ほっそい腕に巻いたクリスタルっぽい太目のバングルが素敵でした。

最初はファンからの質問を司会者さんが読み上げてとうこちゃんが答える形式。前回のコンサート「箱舟」のお話など。そしていよいよ前半の握手会! 一人一人からお手紙やプレゼントを受け取り、握手するとうこちゃん。握手だけで終わるはずが無く、みんなそれぞれとうこちゃんになにやら話しかけていましたね。とうこちゃんも笑顔で頷き「ありがとうございました」と。

いよいよ私の番。


すっと手を出してくれて、多分アイドル握手というか、両手で手を握るアレなんだけど、鳥の羽みたいで感触が無い! こっちも緊張して強く握り締めるとか恐れ多くて出来ないし。なんか腕とか指とかむちゃくちゃ細かった気が。

すぐ目の前にとうこちゃんのお顔が。。。

顔ちっさい!

綺麗~!!

目、大きい!!

。。。何話したか覚えてない(笑)。

大好きですとか何とかいったと思う。そしたら「ありがと~」だか「ありがとうございます」だか言ってくれました。 

夢心地だったなあ。。。自分の席に戻ってから、並んでる人たちの顔を見ていたんだけど、みんなもう、とうこちゃんと握手し終わると、ボケ~ ニタ~ ってなってるんですよね。多分私もああだったんでしょうね。

で、後半のトークに。

後半は、とうこちゃん自らが質問箱から紙をがさごそ抜き取って読み上げて答えるって形式。

今見ている韓流ドラマは? →チュモン。でも今はお休みしていて海外ドラマの「セックスアンドザシティ」にハマッて居ますとの事。映画も1人で行った。うん。1人。。と泣き顔のリアクション(笑)

東京ミーティングでは、彼氏出来ましたか、とか結婚は、みたいな質問が多かったそうですが、関西は一切そういうの無かったそうです。

後は、

ご自分のどういうところが魅力的だと思いますか? →(悩みつつ)可愛い所? 

関西に帰ってくるとホッとしますか? →何か言っても突っ込んでもらえる安心感がある

みたいな話だったかな。

韓国ドラマの話と、とうこちゃんのどこが魅力的か、みたいな質問はいくつか似たようなのが続いて、ある質問でとうこちゃんを絶賛するような言葉があると笑いながら「ちょ。。ちょっと、イタいファンですねえ(笑)」なんて言ってました。

最後に「次のアルバムを出すとしたら、歌ってみたい聖子さんの曲はありますか?」(とうこちゃんは聖子ちゃんファン)との質問があり、

「制服、好きなんですよね。あとスイートメモリーズと歌いたいんだけど、聖子ちゃんのあの声で、あの声で歌いたいんだよね。。でもそんなの無理だから。。。」との事。昨年のコンサート「UNO」のバックダンサー君が聖子ちゃんのコンサートにも出ているのでチケットを貰ったそうで、

「身内の人の席だったみたいでね。スタンドの。もうアリーナも横も皆立ってノリノリなんだけど、そこの席だけ誰も立たないから、(妹と行ったんだけど)立ちたいよねーって言いながら、でも立てないから、座ったまま、聖子ちゃーん! かわいいー!とか叫んでいたら、隣の人に何この人、みたいにヒソヒソされちゃって。でもほんとに可愛いの。アリスの時なんか(時間の国のアリス)、あの(アリスの)格好で出てくるの! 普通イタいでしょ? でも全然イタくないの! かわいいの! 聖子さんもう30周年だって。私20周年です~!! なんて叫んじゃって。。。」

。。。。と、そこで司会者さんに「あの。。。後半の握手会が。。。」と言われ「聖子ちゃんの話ならいくらでも出来るのに!」と言いつつ後半握手会に。 

とうこちゃんも幸せそうで、皆も幸せそうで、見てるだけで幸せでした。

最後は歌のプレゼント。

「プレイバックパート2!」と言いつつ、赤いスイトピーのイントロでワンフレーズ歌い「何でやねん!」の突っ込み。

大爆笑になった所で、「これ、もうお約束(笑)」と、ピアノのカラオケが始まり、歌ってくれました。途中、「ちょとまって」のところで入り損ねてまた笑いを誘っていたな。


終わりに、今日の販売ポスターのうち、10枚サイン入りが入っています、との宣伝があり(外れた。。)、「これ、このポスターの写真、今日の衣装と同じなの! 誰も突っ込んでくれないんだもん!」ととうこちゃん。

司会者さんが「そ、そういうことは最初にアピールしていただかないと。。。」と言うとまた爆笑。

とうこちゃんて、凄い男前なんだけど、結構トークはぐだぐだになっちゃうというか、まとめられないのですよね(笑)凄く気遣いの出来るいい人だしサービス精神が旺盛で、だからスパッと切れない。そこがまた可愛いんですよね。


ほんとに楽しくて和やかな会でした。


終了後、(帝国ホテルなんて又いつ来られるかわかんないので)ホテル内を散策。柚子茶とびわゼリーのセットを頂きました。

柚子茶



そういえば、帝国ホテルって、スヌーピーがマスコットキャラクターになっていて、スヌーピールームなんてあるんですね。120周年記念とかで、コックさんのスヌーピーもショップで販売していました。本当に使えるお鍋とセットになっててむちゃくちゃ可愛かったです。


スヌーピー
料理長スヌーピー。

なかなかに充実して楽しい一日でございました。

安蘭けいは、「この人のファンで良かったな」と思わせてくれるアーティストです。



よかったらクリックして応援してね。更新の励みになります。
にほんブログ村 バイクブログ 女性ライダーへ

2010-06-19

安蘭けい 箱舟2010                       関西千秋楽

とうこちゃんの芸能生活20周年記念コンサート『安蘭けい 箱舟2010』関西千秋楽に行ってまいりました。


元宝塚星組トップスター・安蘭けい。

会場は、兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール。非常に観易く美しいホールです。一階後方の席だったのですが、客席の勾配がきついため、前の人の頭が邪魔になることが全く無い! スタンディングオベーションになっても全く視界が遮られない! チビ子の私にとっては奇跡のホールです。

このコンサートには2バージョンのプログラムがあり、SIDE・Sのゲストは武田真治さん。SIDE・Kのゲストは浦井健治さん。本日はSIDE・Kの浦井さんバージョンでした。

浦井健治
実はかなりの天然!? トークも炸裂の浦井健治さん。



今日がマイ初日でありマイ楽の私、浦井健治さんの舞台を見るのは初めて。どんな人なんだろう。。。と思いつつ幕が開いたのですが、まあ歌える事歌える事!! ビジュアルも素敵で良いな~と思いつつ、でも実は、日程が許すなら武田真治さんのも観てみたかった。。。とチラッと思ったら、何とスペシャルスペシャルゲストとして登場!! サックスに、とうこちゃんや浦井さんとのコントのようなお喋りに、と、大活躍でした。


武田真治
まるでフィギュアのようなお姿だった武田真治さん。



1幕目はしっとりとした芝居仕立てのショー。2幕目は笑いあり、ちょろっと涙あり(感極まってとうこちゃんが涙。。)の「これぞ安蘭けい」の歌謡(笑)ショー。セクシーなドレスにシックなパンツスーツ、リボンの騎士(!)と、素敵な衣装も沢山。途中、「松田聖子さんが大好きで、歌いたかったけど、却下されちゃって」と言うと、何とバックからピアノで「赤いスイトピー」のイントロが!!そのまま1番を歌ってくれました!! 続いて蒼い珊瑚礁のイントロも始まり、ワンフレーズ歌った所で、とうこちゃんが「何で2曲も~(笑)」と突っ込み入れて終了。浦井さん、武田さんも参加してのMCも大爆笑で脱線しまくり、カーテンコールも大盛り上がりで、何と3時間超えの千秋楽となりました。

宝塚を退団してから、ミュージカル『アイーダ』を皮切りに、舞台やテレビ等等、引っ張りだこのとうこちゃん。地方に住んでいる事もあり、とても全部体験する事は叶いませんが、私はやはり、「コンサートの安蘭けい」が大好き。それは、「一つの芝居の流れの中での女優、安蘭けい」ではなく、「ボーカリスト・安蘭けい」を堪能できるから。


歌の上手い歌手は世の中に沢山居る。でも、とうこちゃんの歌声にはドラマがある。既に世界的な歌手、スーザンボイルとの競演を果たしているとうこちゃんですが、あのスーザンがコンテストに出てきて、一小節歌ったら会場中が呆気に取られてあっという間に大歓声になった、あの時の観衆の驚きや魂の震え、それに似た物をとうこちゃんの歌声は感じさせます。


とうこちゃんは4回目の受験でやっと宝塚音楽学校に入学。首席で入団し、早くから抜擢されトップ候補と言われながら、なかなかトップになれませんでした。あまりにも2番手時代が長く、もう辞めようと思ったことも何度もあったそうです。でもある時から「トップになりたいという夢はひとまずあきらめて、この役は安蘭にしか出来ないとか、安蘭がこの作品に出ていてよかった、そう思ってもらえるようになろうと心を切り替えた」(公演パンフレットより抜粋)
と言っているように、与えられた役を懸命に生きよう、と、毎公演、死に物狂いで役作りに徹します。

これがどんなに凄まじい決心であるか、宝塚ファンでない方にはぴんと来ないかもしれません。


宝塚、というのは歴然としたスターシステム。毎公演、「まずトップスターありき」で作品作りや演目が決められます。主役を演じるのはトップスターだけ。四季のように、毎公演オーディションをして、新人が主役に抜擢される可能性もある。。。何て事はありえない。2番手3番手ともなると、かなり重要な役付きになってきますしショーでもソロが与えられたりしますが、それでも「トップじゃない」事に変わりは無い。トップスターが退団しない限り、他の人が主役を演じる事は絶対にありえないし、役付けも台詞の数も、番手が上がれば上がるほど良くなるけれど、そうじゃなければどれだけキャリアが長かろうが、台詞が一言も無いなんてことも、ありうる。。。。


演出家にもよりますが、この辺りの扱いは非常にシビアで、出番や台詞は勿論の事、衣装なんかも「トップとそうじゃない人」では全く扱いが違います。また、2番手だから必ず次にトップになれるかというと。。。実は、そうでもない。組替え等で番手を下げられて路線外通告されるケースもありますし、最悪、稀なことではありますが、「正2番手」のジェンヌが、そのまま退団という事も、過去、ゼロではありません。又、一番重要なのは「上手いからトップになれるとは限らない」という事。「え?」な人事もあるのが宝塚ですから、実力や人気があるからといって、安心は出来ない。そんなシビアな世界の中で、正直全くやりどころのないような役が回ってきても「トップになる事に拘らず、その役を生きることに徹する」なんて、正気の沙汰ではない。到底凡人に出来ることでは無いのです。

華奢な体で、繊細で、スタッフや共演者や観客に心配りの出来るとうこちゃん。

しかも当時、彼女はまだ今よりもずっと若かったのです。一体どこにそんな力が?


でも、そのとうこちゃんの「尋常ならざる力」の源が、わかりました。

カーテンコールで、彼女はこう言いました。

「これからどんな道を歩んで行くのかわかりませんが、歌う事はずっと続けて行きたいです」

「たとえ最後の1人になっても、私の歌を聴いてくれる人が居る限り、歌い続けたい。たった1人でもいい。そういう人が居てくれるなら歌いたい。子どもの時から、ずっとそう思っていたんです」

キャリア20年。元宝塚トップスターで、今やミュージカル界に欠かせない大スターの彼女ですが、とうこちゃんにとって、舞台の大きさやファンの数なんて、実は、関係ないんですね。舞台に立つ事への情熱。そして歌う事、演じる事への愛。それがあるから、先の見えないトンネルの中でも、彼女はまっすぐに前を向いて、輝き続けられてきたのでしょう。

コンサート終盤。ミュージカルエリザベートより、「最後のダンス」を、浦井さんと歌ってくれたのですが、男性と歌っても、声量でも全く引けを取らないどころか、凄まじいまでの迫力とオーラで、ああ、この人は歌う事が好きで好きで、その一途な気持ちだけでここまで来た人なんだ。だからこそこの人の歌声は人の心を打つんだ。この人を好きで良かった。と、安蘭けいのファンである事を、心から誇りに思ったのでした。

カーテンコールはスタンディングオベーション。2、3回、あったっけ(興奮して覚えてない)。とうこちゃんももう最後はグダグダになっちゃって終われなくなっちゃって、「武田さん助けてください」と武田真治さんを呼び、それでも終われなくて浦井さんを呼び、こうなったらもう最後は物まねで、って事で(MC中盤で、浦井さんが美輪明宏さんなんか、とうこちゃんが桃井かおりさんと板東英二さんの物まねをしたのね)、とっておき、とうこちゃんの「北島三郎」のものまね(こぶし利かせて「あ~りがとうございましたああああ~」)で終了!! 


いやー(笑)。

とうこちゃん、大好きです!!




よかったらクリックして応援してね。更新の励みになります。
にほんブログ村 バイクブログ 女性ライダーへ

2009-09-30

愛するには短すぎる。

梅芸のAIDAを観たら、わたるくんのラダメスいいよなあ、と再認識し、わたとうコンビって良かったよなあ、と懐かしくなり、思い出した演目がある。

星組元トップスター、湖月わたるさん(ワタさん)の退団公演『愛するには短すぎる』だ。

愛するには短すぎる
2番手だったとうこちゃんはパッケージには写ってないにゃ(笑)


舞台は海を行く大型客船。ワタさん扮する資産家の息子(といっても幼い頃施設から引き取られた養子)フレッドは、留学先から婚約者の待つニューヨークへ戻る所だ。陽気な友人アンソニー(とうこちゃん)との気楽な船旅になるはずだったが、船内で幼馴染のバーバラ(現雪組娘役トップの白羽ゆりさん)と偶然再会し、図らずもお互い惹かれあってしまって。。。というストーリー。

退団公演とはいえ、涙涙というよりは、切ないながらもふっと笑顔になるような、温かな作品で、私は大好きだ。DVDは持ってないけどね(高いもん)まあその。。。終盤がさ。んー。もしかして別の演出家が意見しましたか? みたいな違和感はあったんだけれども(ゴホゴホ)いやまあ私の妄想ですよねそうですね。はい。

まあそれはおいといて、私の大好きな、専科の未沙のえるさんが出ているのもいいのよね。本当に芸達者で、舞台の空気をいい意味で和らげたり笑わせたり。ベテランですなあ。

中でも、ワタさん扮する主人公の青年フレッドと、とうこちゃん扮する親友アンソニーの『恋は元々アンフェア』のシーンは、歌も振り付けも絶品で、とても楽しい。

http://www.youtube.com/watch?v=u_CdynCevpY

フレッドとバーバラは惹かれあってしまうんだけど、フレッドには婚約者が居る。真面目なフレッドは大いに悩むが、自分もバーバラに惹かれてしまった能天気なプレイボーイのアンソニーは、二人の気持ちに気付きながらも、堂々とバーバラにアプローチを仕掛けちゃう。ワタさんととうこちゃんの丁々発止のやりとりは、二人の個性が良く出ていて面白い。トップと2番手が親友同士の役ってのは、素直に萌えますねえ。大きなワタさんが華奢なとうこちゃんを後ろからふざけてギュッと抱きしめちゃったり、リフト(!)しちゃったり、なんかもう、「やめてええええ!」といいながら笑顔でガン見しちゃうような(あら)スピーディーで楽しいやり取りで、もう大好き。こういう、さらっとしていて、だけど泣けて笑えちゃうっていう作品、あるようで、無い。というのも、これ、演じる側は、かなりの高スキルを要求される難しい芝居だからだ。

このお芝居、はっきりいって、脚本自体は凄く地味だ。

ベルばらやエリザベートのような、宝塚の十八番とも言えるコスプレものやミュージカル大作と違い、派手な衣装やぶっ飛んだストーリーで観客を引きつける事は出来ない。

日常の延長にある、普通の人達の普通の恋愛。衣装も普通だし舞台はずっと船の中。相応の物語の盛り上がりや見せ場はあれど、派手な大立ち回りもなければ殺し合いも起こらない。

演じるスターが魅力的で、なおかつ上手くなければ全然面白く無い、かなり高いレベルのスキルが要求される難しい芝居なので、宝塚には不向きとも言える。私はこの公演の新人公演を観ていないが、観た方の公演評など読むと皆苦労していたようで、そりゃろうだろうなあ、と思う。ビジュアルや振り付けでごまかせないもんね、この芝居は。

でもこれをワタさんととうこちゃんが演じると、とても素敵な物語になる。

宝塚の演目は、まずトップスターありきで選ばれるし書かれるといっても過言ではない。退団公演ともなると、その傾向はあからさまと言っていいほど顕著になる。

スケールの大きな男役であるワタさんだからこそ、生真面目な青年フレッドは、何ともいえず魅力的な青年になる。他の人が演じても、ただ真面目なだけの、面白みの無い青年になってしまうだろう。下手すりゃ「なんてつまんない男」と言われかねない。

そして、友人アンソニーも、とうこちゃんだから、いい。

この役は下手すりゃ単なるチャラ男(笑)になる。上手い人が演じなければ、ただ無神経で明るいだけの、とんでもない輩になってしまう。

アンソニーは、明るく能天気で要領が良くて、友人であるフレッドをも平気で利用するような所があるように見える。だが根っこの部分では、フレッドの事を大切に想う、心の優しい青年である。

とうこちゃんはこの「だが友達思いの優しい青年である」と言う部分を素晴らしく演じきった。この「だが」の部分があるアンソニーだからこそ、観客は、好き放題している(ように見える)アンソニーと、真面目すぎるフレッドとのやりとりに爆笑しながら「でもなんか切ない」気持ちで観る事が出来る。

ワタさんととうこちゃんだから、退団公演が派手なコスプレ物や大作物でもそりゃ素敵だったろうが、あえてこういった作品を持って来てくれて、よかったと思う。派手な舞台設定でない分、かえって二人の単体での魅力と、ワタとうコンビの放つ光を、観客はストレートに受け止める事が出来たのではないだろうか。

非常に古い話で申し訳ないが、私はワタさんととうこちゃんの並びというのは、麻美れいさん(ターコさん)と汀夏子さん(ジュンコさん)のペアに良く似ているな、と常々感じている。

長身で穏やかな雰囲気のターコさんと、ターコさんに比べれば小柄ではじけるような明るさのあるジュンコさんのコンビもまた、舞台の上では「二人で居る事で」より一層輝いていた。オサちゃんとあさこちゃんみたいに、「正統派トップとカッコいい2番手」というのはよくあるパターンであるが、身長差含めての(笑)トップと2番手の凸凹コンビというのは、宝塚では滅多に無い事だ。そしてこの二組に共通しているのが、2番手が相当な実力者である、という事。とうこちゃんもターコさんも、トップと並んでも遜色なく、何の違和感もなく『素敵なコンビ』として観客を魅了する。トップと2番手のやりとりというのは、2番手が上手ければ上手いほど面白いし魅力がアップする。『美しいけど面白い』『楽しいけど凄く上手い』物を見せてくれる。最強のペアだ。(ここではトップの相手役であるトップ娘役にはあえて触れません・笑)


歴然とした番手主義の宝塚において、トップスターとトップ娘役、トップスターと2番手男役の絡みや相性と言うのは、とても大きなセールスポイントであり、萌えポイントだ。

とうこちゃんの宝塚人生は、決して順風満帆ではなかったけれど、2番手として最期に支えたトップスターがワタさんで、そのワタさんの跡をそのまま引き継いでの星組トップ就任で、本当に良かったと思う。

ワタさんもとうこちゃんも、もう宝塚には居ない。

でも私はこれからも、この二人を別々の舞台やメディアで目にする度に、どうしようもなく魅力的な、フレッドとアンソニーを思い出すと思う。


いつもクリックありがとうございます。励みになります。
にほんブログ村 バイクブログ 女性ライダーへ
にほんブログ村

2009-09-27

本物の女優・安蘭けい。

梅芸に、とうこちゃん(元宝塚星組トップスター、安蘭けい)のAIDAを観に行った。


退団公演の最中に撮ったというのが驚き。何でこんなにすんなり役になりきれるの~!

マイ初日でマイ楽(笑)。一回こっきりです。

とうこちゃんは、宝塚在団中に、宝塚版アイーダ、『王家に捧ぐ歌』のタイトルロールをしている。外部のお芝居ではどうなるのかな、と思っていたが、予想通り、何の違和感もなく素晴らしいアイーダだった。しかも今回は「女優・安蘭けい」としてのお披露目公演。本当に素晴らしかった。

とうこちゃんの舞台は、観ていると劇団四季に居た保坂知寿さんを思い出す。歌うような台詞に台詞のような歌。舞台を自在に彩る、素晴らしい役者だ。宝塚っぽさが抜けないという事も無く、この人は天性の演技者なのだな、と心底感心したし、感動した。

又、今回の舞台、私が楽しみにしていた人がもう一人居る。


ファラオ役で出演の、元劇団四季の看板俳優の一人、光枝明彦さん。通称おみつ。

おみつ
この人の歌唱力と演技力は日本演劇界の宝です。


四季は宝塚と違い、スターシステムを取っていないし、俳優ライブラリも公開していない。どんな大物であれ、入団も退団も、会員にすら公表はされないので、「そういえば最近あの人どの演目にも出てないな」と思っていたら辞めていた、という事が普通にある。おみつもその一人で、私はいつおみつが辞めたのか知らなかった。気付いたら居なかったわけで、そりゃショックでしたよ、ええ。だから、最近外部の舞台に出演しているおみつが、とうこちゃんと共演すると聞いて、本当に嬉しかったです!おみつ万歳!!


そうそう、おみつですが、四季時代、アニメ『ノートルダムの鐘』の吹き替えをしているんですよ。アニメの吹き替えと言っても侮る無かれ、これ、キャストが皆劇団四季という豪華版で、本当に台詞も歌も素晴らしい!! 主役のカジモドとエスメラルダは当時の大看板、石丸幹二さんと保坂知寿さん。吹き替えでこんだけクオリティ高いのは、後にも先にもこれだけでしょうね。機会があれば、是非。

ノートルダムの鐘。
ノートルダムの鐘
もう何度観た事か。聞き惚れます。

で、AIDAの感想。

演出は宝塚でおなじみのキムシンさん。

やはり予算上の制約もあるし、出演者の人数も宝塚の半分以下なので、色々と苦戦したのだろうなあ、というのは感じました。場面ごとに華やかなセットが替わる事もないし、群舞といってもせいぜい10数人。その割には工夫していたなと思います。でももう少し奥行きを使った動きが欲しかったかも。舞台前面が狭く感じたかな。

出演者に関しては、とんでもなく下手な人が居なかったので安心して観られたけれど、やはりラダメス役の伊礼君はもう手一杯という気がした。不安定な所はあるけれど歌えている方だし、ビジュアルも舞台向きで見栄えのする人なのだが、この役をするには幼く感じた。歌も芝居もMAXで頑張っているのだけど、実はそれが失敗なのよね。

一つのお話、舞台は、音楽と同じだ。

ピアノコンチェルトに例えれば判りやすいと思う。

オーケストラが居て、指揮者が居て、ピアニストが居る。

指揮者が演出家なら、ピアニストはお芝居で言う主役だ。そしてその後に、バイオリンやビオラやオーボエ、チェロなんて風に、各楽器がある。

ここで大切なのは、各楽器、各楽章のバランスだ。

ピアノコンチェルトだからといって、ピアノがずうっとフォルティシモでガンガンやっていたら、どうだろうか? そしてオーケストラが完全な脇役としてしか機能せず、ずうっと弱い音量で伴奏しているだけだとしたら、それはもはや協奏曲でもなんでもない、ただの雑音と一緒だ。

ここのピアノソロは切なく。ここは激しく。この楽章ではオーボエのソロが歌うように始めて、そこにバイオリンが加わってピアノはあくまでも優しく。ここはティンパニの聴かせどころ。

それぞれの楽器が、楽章ごとに、小節ごとに、自分の与えられている立場というものを完全に理解して表現する事で、美しいハーモニーが生まれ、美しい一つの曲が完成する。

舞台も同じだ。

自分の出番を全て目一杯全力で前に前にと頑張ってしまっては、一つの物語としての流れやバランスを崩してしまう。でも、この「芝居の流れの中での自分の立ち位置」というものを、頭ではわかっていても、きちんと演じきれる人は、意外と少ない。

伊礼君は頑張っていた。お芝居も歌も本当に頑張っていて、「結構出来る人」というレベルにまで持ってきていたし、とうこちゃんとの並びでも歴然とした差を「そう感じさせないように」頑張っていた。

だがいつもどの場面でもそのテンションなので、何か違うんだよな、と思わせてしまう。これはアムネリス役のANZAさんにも言える事で、ビジュアルにも恵まれ、舞台人としての力のある人なのに随分勿体無い事だ。

主役だから、主要キャストだからといって、いつも、どの場面でもMAXで存在する必要は無い。一つ一つの場面は、音楽で言う一小節一小節と同じなのだから、自分がどのタイミングで、どれだけの音量でどんな風に奏でればいいのか、常に周囲とのバランスを考えながら演じなければいけない。

その点、おみつは勿論の事、とうこちゃんは完璧だった。

常に場面場面の全体のバランスと言う物をキャッチして、完璧に演じきる。その上で、同じ場面に出ている伊礼君やANZAさんのバランスの不安定さをもカバーしてしまう。素晴らしすぎるとしか言いようが無い。だからファラオもアイーダも、強烈な存在感でありながら五月蝿くないし、場面だけでなく芝居全体のバランスを崩さない。それでいて、「この役者の芝居をもっと観てみたい」と思わせる。

だがとうこちゃんの場合、前にも書いたけど、この素晴らしすぎる舞台人としての資質が、「宝塚のトップスターになる条件」としては、マイナスに働いてしまった。

宝塚の場合、「端に居ると目立っちゃってしょうがなくて、真ん中に持って来るしかない人」ってのが居て、そういう人はもう、早くから抜擢されてトップへの道をまっしぐらに行く。現トップなら星組のちえちゃん(柚希礼音)や、下級生ならやはり星組の真風涼帆さんなんかがそうだ。長身の、素晴らしく見栄えするビジュアルに、どうしようもない中央オーラ(笑)、ベルばらのアンドレが絶対に似合わないし、上手く出来ない不器用さ(褒め言葉です)。何しても目立ってしまう、何しても同じ芝居(こら)逆に言えば支える芝居が全く出来ないって事で、こういう人はもう、センターに持ってくるしかない。

でもとうこちゃんは違った。



今回のAIDAの舞台では、女性の出演者の中ではとうこちゃんは他の人より頭半分位背が高いし、体格のいい伊礼君とのビジュアルバランスも良く、「やはり男役だった人はすらりとしてカッコいいな」と思わせるが、170cmを超える長身さんがわんさかいて、娘役でさえ165センチ近い人も大勢居る宝塚では、「安蘭けいは小柄だ」とずっと言われてきた。

公演評などでも必ずと言っていい程「小柄ながら健闘していた」とか「小柄だが素晴らしい演技力で」なんて書かれていて、150センチしか無い私は毎回、「とうこちゃんは大きいわよ。第一身長と演技力に何の関係があるのよっ!」 と、突っ込んでいた。

舞台の上ではどうしたって大柄な方が目立って衣装栄えもするし、娘役とのバランスもいい。皆が同じ衣装、同じ振り付けで踊る黒燕尾の群舞などになると、ちえちゃんみたいに長身で腰の位置の高い人は文句無くカッコいいし人目を引く。8頭身で当たり前。体の半分脚ですから、みたいな人が山ほど居る宝塚の中で、とうこちゃんのような体格の男役が、観客に際立った存在感を感じさせるというのは並大抵の事ではない。舞台上で、男役として目立つ為。娘役とのビジュアルバランスを取る為に、彼女は人知れず物凄い努力をしてきたと思う。衣装の着こなしやさりげない身のこなし、視線の配り方に至るまで、細心の注意を払い、勉強して来た筈だ。この人は「見せ方」の非常に上手い人で、それは才能もあるが、やはり努力の賜物でもあると思う。

それに、とうこちゃんは器用すぎた。

歌も芝居も変幻自在に操る事が出来、芝居全体の流れの中での自分の立ち位置というものを瞬時にして理解して表現出来る人なので、ここで自分は影になるべきだ、となればすっと影になり、ここでは光るべきだ、となれば、芝居全体のバランスを崩さない前提で、光を放つ。歴然としたスターシステムの宝塚では、こういう上手すぎる人は往々にして「支え役」に回されてしまう。(これは路線外の生徒が脇としてしか扱われないのとは全く違う)とうこちゃんが早くから路線として抜擢されながら、2番手としての時期が非常に長くなるという事態になってしまったのは、勿論劇団側の配慮が足らなかったせいなど色々な要因はあれど、彼女が上手すぎたのも、一つの原因だったかもな、とは思う。

宝塚の安蘭けいは、実力がありながらトップになるのに随分と時間がかかり、トップ就任後、僅か2年ほどで退団した。

でも女優安蘭けいは、もう小柄だと言われる事はないし、まだスタートしたばかりだ。

変幻自在に協奏曲を奏でる事の出来る彼女には、これからもっともっと素晴らしい舞台が用意されていくだろうし、彼女もそれに応えて行くだろう。

彼女は宝塚時代、もう辞めようと思った事が、何度もあるという。

もうトップにはなれないかもしれないと思った時、「もうトップには拘らず、これからは与えられた役を精一杯生きよう」と気持ちを切り替えたという。

宝塚では、路線外の生徒や、路線から外された生徒は当たり前のように辞めていく。下級生や同期に先を越されたり、予想外の組替えや番手の下がりを経験する事は、精神的にも随分と傷つく。踏ん張って辞めずに居た所で必ずトップになれるわけではなく、劇団側からの肩たたきも存在する。そんな中で、「雪組の御曹司」とまで言われていたとうこちゃんが想定外の組替えになり、同期のコムちゃんが雪トップになり、自分は星組で延々2番手で、時には新専科から上級生が降りてくるために3番手の役回りになってしまい、それでも尚辞めずにくさらずに、「与えられた役に生きる事に徹する」決心をしたというのは凄い事だ。本当に舞台が好きで好きで、そのために生きている人にしか出来ない決意だ。

舞台上のAIDAに向かって、私は「とうこちゃん、宝塚、トップになる前に辞めなくて良かったね」と心の中で呟いていた。

安蘭けいが2番手のまま退団していたら。退団後、外部の舞台で主役を演じる事は、ましてやAIDAを演じる事なんて、無かっただろう。

男役安蘭けいの血の滲むような努力と忍耐は、トップスター安蘭けいとしてだけでなく、女優安蘭けいとしての素晴らしい礎になった。

とうこちゃん、女優としてのスタート、本当に、おめでとう!!


そして。。

伊礼君のラダメスがちょっと物足りないなと思って、結果、わたる君(元宝塚星組トップスター、湖月わたる)は本当にスケールのでかい男役だったなあ、という事を再認識しちゃったりしたわけで(笑)。

長身の男役は沢山居るけれど、わたさんのあのスケールの大きさは、なんか、特別だわ。他に思い浮かばないもん。あんな人。包容力があって、スケールが大きくて、おんなじくらい音程も見事に外してぶっ放すんだけど(こら)でもそんなの全然いいのよっ! っていう。

上半身裸の、筋肉隆々の長身の伊礼君ラダメスと並んでも、多分、わたるラダメスの方が男らしいんだよね。

そんじょそこいらの女より、ニューハーフの方の方が、ずっと仕草がしとやかで美しいのと同じかな。とうこちゃんも、物凄くリアルな魅力のある男役だったしなー。

宝塚、恐るべし。



良かったら応援クリックお願いします。励みになります。
にほんブログ村 バイクブログ 女性ライダーへ
にほんブログ村
<%plugin_first_title>カレンダー<%plugin_first_title>
04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
<%plugin_first_title>最新記事<%plugin_first_title>
<%plugin_first_title>最新コメント<%plugin_first_title>
<%plugin_first_title>月別アーカイブ<%plugin_first_title>
<%plugin_first_title>最新トラックバック<%plugin_first_title>
<%plugin_first_title>bike<%plugin_first_title>
<%plugin_first_title>art<%plugin_first_title>
<%plugin_first_title>RSSリンクの表示<%plugin_first_title>
<%plugin_first_title>ブロとも申請フォーム<%plugin_first_title>

この人とブロともになる

<%plugin_first_title>QRコード<%plugin_first_title>
QRコード
<%plugin_first_title>検索フォーム<%plugin_first_title>

FC2Ad

Powered by FC2 Blog

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。