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2009-05-29

逆走婆さん。真昼間の妖怪。

「こんな所に何故人が!?」という事が、あった。


物凄い山の中で誰かに出会うとか、まあそんな感じなんだけど、とにかく驚いたことが、2回。


一度目は、もう5年位前。


子どもを連れて、隣町の大型スーパーに行く途中の事だった。


時間にすれば車で20分弱なのだが、何せ一山(本当の山!)超えなければならない場所にある。舗装されては居るけれど2車線の、グネグネした山道を走っていると、なんだか雲行きが怪しくなってきた。

「ママー、雨振りそうだね」
「そうねえ」

やがて空がゴロゴロ言い出してポツポツ来たと思ったら、あっという間に大雨になった。

道の際にはすぐ木が生い茂っているというシチュエーション。時折対向車とすれ違う程度だったのだが、ふと前方から何かが近づいてくる。

「バイクだな、危ない」

と減速したのだが、何とそれは『合羽も着ないでママチャリを漕ぐオバサン(限りなくお婆さんに近いオバサン)』だった!

この土砂降りの中、Tシャツに妙な幾何学模様のスパッツだけ。しかもオバサンにとっては上り坂の向かい風で、ずぶ濡れになりながら歯を食いしばってペダルを漕いでいる。


しかもそれ、堂々と対向車線はみ出してる、というか正面衝突確実だし~っ!


幸い後続車が無かったので、私は停止してやり過ごす事にした。


オバサンは私の車なんか全然見えませんって感じで、ゴール間近のマラソン選手みたいなもの凄い形相で通り過ぎていった。

前カゴには食料品。後ろカゴにはトイレットペーパー。どちらも、私が今から行こうとしているスーパーのシールがついていた。

ただこれだけなら、雨に降られた気の毒なオバサンというだけで済んだだろうが、何せこの地点からでもスーパーまで『車を飛ばして10分以上』かかる。それも物凄いグネグネ坂の山道だ。


しかも、ここからオバサンの向かっていった方向には、やはり『車を飛ばして10分位』の所までグネグネ坂の山道を行かないと、民家のある集落は無い。でもそこらへんまで行くと、たかが日用品を買うだけなら、もうちょっと小ぶりとはいえ便利な店もちょこちょこあるので、何であんな遠くまでわざわざ自転車で行ったのかわからない。


それに、あのオバサン、必死の形相とはいえ、立ち漕ぎもせず、座ったままペダルを漕ぎ続けていたのだ。延々の上り坂を。


体力凄すぎ。 疲れて押して歩いていたってのならわかるけど。

本当に不思議な光景で、子ども達も「あのおばあちゃん危ないね、大丈夫かな」と、ドンびき…いえ、心配していました。

景色が良い山道なので、ツーリングのオートバイや競技用自転車の人達はたまに見かけるけど、歩道も無いし道幅も狭いので、ママチャリに乗った一般人なんて見たのは後にも先にもこの時だけだ。


昔話に出てくる山姥の類だったのだろうか。。。


2回目は、それから1年程経ったある休日。

喜八郎の運転で、国道を走っていたら、何だか急に前方の車が減速しだした。


左側は歩道になっており、その横は川。
右側は対向車線で歩道があり、その横は、山。


対向車線はどんどん進んでいるのにこっちだけ詰まりだしたのだ。

「どうしたのかなあ。こんな所で渋滞なんて」
「事故でもあったのかしら」

と、前の車が急にスピードを上げたと思ったら、何と、目の前にママチャリに乗ったお婆さんが現れたではないか!

「うわ危なっ!」

お婆さんは必死の形相でこっちに向かってくる。喜八郎が停止すると、衝突寸前の所まで来てすれ違い、また後ろの車の正面に飛び出て横を通り過ぎ…

国道でスラロームですか??????(しかしママチャリとは)

昔レディースにでも入っていたのか。すれ違いざまにじっくり観察したけれど、カゴには何も入れていなかった。これも、この地点からお店なんかのある場所には車で10分は飛ばさないといけないし、更におばあさんの向かった先となると、延々民家なんか無い。


やはりこの人も、山姥の類だったのだろうか。


夜道で出会う山姥も怖いけど、真昼間に出会う山姥も怖すぎる。

このご時勢、妖怪も乗り物に乗るようになったって事かもね(しかしママチャリ)
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2009-05-26

ほにゃ教へようこそ! その3              ~優秀な教習指導員とは~

教える教科に関わらず、いい先生の条件って何だろう。

教え方が上手いって、どういう先生の事なんだろう。


絵や音楽のような芸術的分野ならば、テクニックだけでなくて感性や思想までも関わってくるので一概には決め付け難いだろうが、車やバイクの運転となると、ある程度イメージはつけ易いと思う。

教え方だけでなく、明るさや礼儀正しさ、時にはルックス(!)なんかも採点基準になるとは思うが、私が思うに、教え上手な教習指導員というのは、一つのテクニックを教えるときに「どうすればそれが出来るか」をわかりやすく説明できる人であると思う。



ほにゃ教では2輪の指導員指名は出来ないので毎回担当が替わるのだが、原付経験も無い私に、「もっとバランスとって!」←(一本橋にて)とか「思い切って行きましょう!」(←Sクランクにて)なんて言う人は居ても、「どうすれば上手くバランスが取れるか」「どうすればコーンに当てずにクランクが通り抜けられるか」といった事については何の説明もしてはくれず、ただ「ああ! 惜しいね!」なんて励ますだけの先生の場合、混乱するだけだった。


昔通っていたガラの悪い「やさぐれ教習所」の指導員に比べればずっと優しい先生達であったが、解りやすさという点においてはイマイチだった。

一本橋でも「我慢して我慢して!」と励ましてくれるが、「どうすればいいか」という事は教えてもらえなかった。か。


1対1でのシミュレーションに至っては、「もっとブレーキは思い切って握って下さいね、ごめんねごめんね、ちょっといいですか、こんな感じでジワーっと」と上から手を握られ、気持ち悪いったらなかった。


免許無し(過去には持ってたけどね…詳細は過去日記をどうぞ!)の私が受けた『AT限定自動2輪科』の基本教習時限は、第一段階が3時限、第二段階が6時限だったが、結局私は第一段階に6時間、第二段階に10時間もかかってしまった。

途中長期間休んだこともあり、苦節数ヶ月。第二段階の見極め後、検定前に自由教習(苦手な所をおさらいするような感じ)ってのがあり、その時初めて担当してくれた先生が、ほにゃ教で初めて出合った「教え方の上手い先生」だった。

眼鏡をかけた優しそうな先生で、少し前を一緒に走ってくれて、「この交差点ではどういったところに気をつければよいか」「ここではこのように止まると良い」といったポイントを、要所要所で的確に教えてくれる。

担当指導員が変わるだけでこんなにも教習が快適になるものだとは! 「センセイにもっと早く出会いたかったわ…」と、B級恋愛映画のような台詞を叫びだしたい位であった。(やってません)


教習を受ける対象は老若男女色々だし、皆性格も運動神経も違うから、短時間でその人の欠点を『何故そうなっちゃうか』分析し、的確なアドバイスをするのはかなりの高等技術。しかもそれを相手を不快にさせずに伝えるというのは指導員自身に品性が備わっていなければならない。



この先生にはそれ(品性)があった。




お陰で2輪の検定は一発で合格出来た。


でも毎回の教習内容は殆ど覚えていない。


鮮明に覚えているのはヘルメットとプロテクターの臭さや、廃線になった線路みたいな雰囲気の狭い2輪専用の教習コースと、そこに蹲ったりゴミ袋を持ってふらつく(実際には掃除です)おばさんの姿で、今手元にある教習手帖を見ても、何がどうだったのかは殆ど思い出せないでいる。はっきりと覚えているのはラストの自由教習だけなのだ。


私はクランクの攻略方法も、一本橋で落ちないコツも、ネット上を彷徨ったり本を読んだりして何とか頭に入れた。そうするより方法が無かったのだが、その「頭に入れた事」をすぐに実行できるかと言うとまた別で、本当に苦労した。「クランクでコーンを倒さないように」「橋から落ちないように」とは言われても、私のどこがどう悪いか、そして「どうすれば出来るようになるか」って事にはちっとも触れられなかった。それを的確に教えてくれたのは自由教習の時の先生だけ、つまり教習の最後の最後の授業だけだ。

人にものを教えるのは難しい。


2輪の指導員になる位だから、皆運転テクニックにおいてはプロであるけれど、だから教えるのも上手いかというとそうではないのだろう。


教習所の生徒は様々で、小学校や中学校のように生徒の年齢が決まってる訳でもないから教える側の苦労も相当あるとは思うが、「この人は下手くそだな」と思うだけでなく、「何故上手くできないのか」「どうすれば出来るようになるか」という視点で教えていただけたらと思う。

「検定コース覚えた? もう年だからなかなか頭に入んないだろ(笑)」「何で小型のスクーターなの。配達の仕事でもすんのか? ああ?」っと哂ったオッサン指導員が居たが、(この指導員には意地悪ポリタンクというニックネームを脳内で進呈した)あんなのは言語道断である。


そろそろ限定解除したいなと思っているのだが、子持ち仕事持ちなので、時間的にもあまり遠い教習所には通えない。

良さそうなところ沢山あるんだけどね。

延長料金が一切かからないとか、物凄くコースが綺麗で新しいとか。

田舎ゆえ、選択肢はまたもやほにゃ教のみ。

いい先生を指名出来ればいいのだが、2輪の場合は指名不可。


うーん。


とりあえず、その教え上手な先生が「バイクの操作って最初はこう、色々わかんないじゃない? だから色んなところに力が入っちゃうじゃない。限定解除受けるならちょっと、トレーニングとか(と言ってダンベル体操の動作をしてみせる)、しといた方がいいかも」と言っていたので、以来体力低下を防ぐべく、毎日ストレッチなんかはしています。

教え上手な先生は、さりげないアドバイスも的確です。



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2009-05-22

はだかの王様。

私のパソコンはネットを起動させるとビッグローブのトップページになる。

そこのニュース欄に、森田健作知事は自称剣道2段と言っていたけれど、実際は有段者ではなかった、という記事が載っていた。


そんな事を真に受けていた人が居る事に驚いた(笑)


森田氏はそれを受けて「剣道2段の腕前だといわれたのだから2段だと思っています」と答えたらしい。


あなたの周りにも居ませんか? こういう方。パッと見明るくて元気そうで、地域の行事なんかには積極的に参加するし面倒見もいい。「あの人ホントによくやって下さるわよね」「何でも手伝ってくださって協力的よ~」この手のタイプには一定数の支持層が存在するので、PTA会長とか自治会長なんかにも推薦されやすいんです。


でもご注意を。


基本的にこういう人は『自分が興味のある事』しか出来ないし、理論的な話が苦手です。

押し出しの強さも手伝って「何かしてくれそう」な気を起こさせますが、「何かやらかす」事はあっても、「してくれること」は殆ど無い。地道な積み重ねが必要な事や目立たない事はしてくれないけど目立つ事だけは大好き。理想論だけを振りかざして難しい話は一切出来ないので、周囲の人間は振り回されっぱなしで辟易なんて事になるのです。

居るでしょ? こういう会長だの代表だのって人。選ぶ人も悪いと思います。


森田氏の「自分では2段だと思っている」発言は、彼が芸能人のままであるなら笑って許される発言です。ある意味、プリンセステンコーさまの「月に土地を持ってます」とか、叶恭子サマの「お着替えはメンズに手伝って貰っています」なんてのと同じ位、「いちいち突っ込んだり確認したりするのは野暮な事」であり、「笑って頷いておくべき事」で済まされる。

しかし政治家となると、そうはいかない。


でも彼にはそれがわからない。

「剣道2段の免許状は実際には持っておりません。芸能活動においてはそれで通していましたが、知事となってもそれを押し通すのは認識が甘かったです」と、言えない。

大変ですね(笑)。


イメージだけで人を選ぶからこんな事になるんじゃん。


大体私は森田氏に限らず、「スポーツマン」という「イメージ」自体を元々信用していない。

スポーツマンシップ=何の曇りも無い正当さを持って戦います! ってイメージがあるし、スポーツをしているというだけで元気そうだの明るそうだのってイメージがあるけれど、何の何の、ここに打つぞと見せかけて全然違う所に球を落としたり時間差攻撃したり、ペアの弱い方ばっかり狙ったり、スポーツ競技って結構セコい作戦も色々ある。

それに、指導をいう名を借りてのリンチだの虐めだの、暴力的事件を起こすのも運動部に多い。柔道の練習と称して女生徒が暴行を受けて意識不明になった事件もあるし、ラグビー部の連中が女性を集団暴行した事件もあった。「美術部で全部員から筆で顔をくすぐられる暴行に遭った」とか、「将棋クラブで将棋のコマを投げつけて集団暴行」なんて聞いた事が無い。


真摯にスポーツに打ち込む素晴らしい人材が居る反面、スポーツを単なる腕力を誇示するものとしか認識していない人、自分の自尊心を満たすだけの為に利用している連中も居るわけで、「スポーツをしているから健全」「明るく元気が良いから頭もいい」「スポーツマンだからリーダーに向いている」とは限らないのだ。


そう。


カッコいいバイクに乗っているから精神までもカッコいいなんて事が決して無いようにね。



ちなみに私は森田氏に対しては何の思い入れも無いけれど、プリンセステンコーサマと叶恭子サマ(美香サマも!)は大好きです。


あそこまで徹底出来たら天晴れです。

え? 


森田氏も、「森田健作というキャラ」に徹底してるって?


だからあ、剣道2段を貫き通すなら、知事なんかになっちゃいけません(笑)


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2009-05-21

ほにゃ教へようこそ! その2         ~恐怖! 動くコーン!~

こんばんは。

「ほにゃらら教習所」では長いので、今回からほにゃ教とさせていただきます。


小型AT教習でまずひっかかっちゃったのが「クランク」でした。スクーターはママチャリと違ってバランスが取り難く、すぐにコースから外れてしまいます。

ある朝の教習。


プレハブ小屋に行って装備をつけ、外に出ると、草抜きのおばさんが二人、作業していました。

「教習前にお掃除してるのか」

さして気にも留めずに居たのですが、教習開始時間になってもおばさんたちはコース内をゴミ袋持ってウロウロしています。

危ないなあと思いながらもいつも通り外周と8の字の取り回し。


いつの間にかおばさんの姿は消えていました。

ところが。


発着点からスタートし、外周、S字と行って一旦停止してクランクに入ろうとした途端、クランクの角毎におばさんがしゃがみこんで草引きをしてる姿が!!

コーンの真隣だし。完全に下向いて熱中してるし。

先生「ハイオッケーですよ! 思い切って行きましょう!」

いくらスクーターとはいえ、もし私が脱輪したら、おばさんの上に転倒してしまいます。


それって危ないじゃん!

無理無理と首を振り、しゃがみこんでいるおばさんを指差すと、先生は笑顔で「大丈夫大丈夫!」しまいには「早く行って」とまで言い出す始末。

仕方なく行きましたがおばさんはしゃがみこんだままで本当に怖かった。いきなり立ち上がられたりしたらどうしようってヒヤヒヤしました。

朝1の教習はいつもこんな感じ。おばさんはまるで教習生など居ないかのようにコース内を暢気にふらふらとお喋りしたりしながらお掃除して回っていました。

400CCや大型の教習生が居る時も変わりなく徘徊(正式には掃除)。

2輪の検定の時にもうろつかれ(いや掃除なんだけど)、2輪専用コースから普通車との合同コースに上がる坂道の上からいきなりゴミ袋持った二人が横並びで現れた時には、思わず「すみませえええん! どいて下さああああい!」と叫びました。

4輪の教習に入ってからもよく出くわしたなあ。場内の横断歩道を普通に渡っていたり。。。(これってオプション?)

この教習所、場内一般コースのど真ん中に、何故か『焼却炉』があって、そこに抜いた草なんかを捨てに行くから横断歩道を渡ったりしてたみたいなのよね。


かなり変わってる…と思うと同時に、『おばさんを制するものは教習を制する』って感じだったなあ。まあ、時間帯によっては全く遭遇しない人も居るわけだけど。




急に話は変わりますが、新型インフルエンザの拡大を受けて、関西ではコンサートやイベントが相次いで中止になっていますよね。

いつも参加している野ばらさんのサイン会も、勧告により大阪は中止になってしまいました。

宝塚歌劇はどうするのかなあと思っていたけど、公演を中止にはせず、職員さんはマスク着用など感染防止に努め、観劇する側にもマスク着用など配慮して欲しいという内容のお知らせが告知されていました。

賛否両論だろうけど、私はこれでいいと思います。

体が資本のジェンヌさんにしてみれば、大勢のお客さんの前で仲間やスタッフと一緒に公演をする事は感染の危険を伴う行為でもありますが、公演を中止したからといって100%感染しないという保証も無いわけで。。。


学校が休校になっても親は仕事に行っているわけだし、就活している学生も居る。
旅行のキャンセルも相次いでいると言いますが、電車の運転手さんやパイロット、長距離トラックのドライバーさん等は仕事で全国各地を行き来しているのだし、会社やお店も普通に営業しているのですから、『日本国民は全て労働も外出も禁ずる』なんて事にでもしない限り、あんまり意味が無いと思っています。

こんな時だからこそ、あの華やかな舞台を観る事で、心に潤いを取り戻せる人も居るのではないでしょうか。


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2009-05-21

ほにゃらら教習所へようこそ! バイク編その1~ここって丹下ジム?~

これまでのあらすじ


『普通自動車の運転免許を更新忘れで失効した大バカ者のリカは、免許再取得の為に教習所に入りなおす事にした。ママチャリだけでは不便な土地柄。とりあえず家にある原付2種に乗れるようになればだいぶ便利なのではないかと思い、年季の入った小さなほにゃらら教習所の「セットプラン(車とバイクの教習がセット料金になっている」に申し込んだ。ホッとしたのもつかの間、リカが受付で目にしたのは、受付にノートを持って並ぶ教習生の列であった…』


お久しぶりです。


宝塚とバイクと小説と音楽なんて、とんでもない異種格闘技ブログを毎日覗いて下さっている少数派の皆さん!!


こんばんは。


さて、ほにゃらら教習所への入校日。セットプランに申し込んだ私は、まず先に小型AT2輪の教習を受ける事にした。(車とバイクの同時進行は不可)

写真撮影と視力検査、運動検査(っていうの? 手をグーパーしたり片足ジャンプしたり)色覚検査を済ませてから、昔の小学校の教室のような教室(おかしな描写だが事実なんだから仕方ない)に案内される。入校者は若いb男の子2人とおじさん一人。おばさん一人と私の計5人であった。(おばさんに自分はカウントしていません)


昔の小学校の先生みたいなおじさん指導員が入ってきて「じゃあ審査の方はどこそこへ」と言うと、おばさん一人が教室の外へ出た。

「審査って何なんだろうなあ? あの女の人さあ」

おじさんが前の席の男の子に話しかけている。

「この視力の書き方おかしくねえ?」
「あれ? お兄ちゃん中型? 俺も中型。でもネー原付はもうずーっと乗ってんのさあ。大型いきなり行きたいんだけどねーやっぱり年だしねー」

おじさんは一人ですっとしゃべっている。

そして適性検査。

足し算ばっかりしたり、三角ばっかり書いたり、あと笑えたのが「色々気になって眠れないことがある」なんていう質問に、はいかいいえ、どちらかに丸をしなさいっていうもの。(どちらともいえないってのもあったかな。あんまり覚えてないけど)


中に凄いのがあった。


「私は誰かに狙われている」


「はい」に丸をつけたらどうなるのか気になって仕方が無かったのだが、後々面倒な事になりそうなので止めておいた。


テストが終わり、その後確か学科を1時限受けたように思う。その後どうすんのかなーと思っていると、いきなり外に行くように言われた.案内役は30代位の指導員さんである。


私は入校日に何をするかは詳しく聞いていなかったのだが、どうもこれから引き起こしの審査をして、1時限、実技教習を受けるらしい。


聞いてないよそんなの。。。。学科だけって言ってたぞ? それならそれなりの格好をしてきたのに。。。。。


その日の私の格好は、ロールアップジーンズに袖がちょっとフリフリになった半袖シャツ。いくらド素人とはいえ、それが2輪の教習を受けるのに相応しくない格好であることくらいはわかる。おじさんも「え? え? いきなり乗るのお?」なんてまた騒いでいる。


カルガモの親子みたいに指導員の後をついて教習コースに出ると、400CCのバイクと小型スクーターが横に倒してあった。

「じゃあ今からご自分の受けるコースのバイクを起こしてもらいます。出来ない人はちょっと下のクラスに変えてもらうことがあるからね~」

出来ない人は下のクラス。


小型ATの下のクラスって何だろう(ママチャリに戻れと?)と言うか、こんな事すると知ってたらちゃんと装備してきたのになあ。腕が日焼けしちゃうじゃん!(そこじゃないだろうと)


男性陣は皆引き起こしをクリア。私も普通に起こせました。

「じゃあこれから2輪のコースにいきますよお」


先生はどんどんコースの端に向かって歩いていく。ぱっと見たところ周囲は山だの空だので、2輪専用コースらしきものは見当たらない。コースの端に来ると、明らかに個人所有の車が何台も無造作に停められているエリア(ちゃんとした駐車スペースとして区切られてはいない)があり、教官はその車の間を縫って、階段を下りていく。


それは物凄く幅の狭い急な階段で、まずここで怪我をせずに教習に通えるかが運命の分かれ道って感じ。2輪専用コースはその階段を下りたところにあった。



周囲は広大な自然で、柵は緑色のフェンス。カーブ毎にひび割れた古タイヤがくくりつけられており、「あの古タイヤにぶつかったら却って大怪我するんじゃないか」というような妙な恐怖感を醸し出している。コース内のあちこちに雑草が生えていて、置かれているコーンも色褪せており、なんとも昭和な雰囲気だ。

「こっちに集まってください、装備してもらうので。これからはここに直接来てくださいね」


案内されたのは、コースの端に立っているこれまた小さなプレハブ小屋。中に入るとこれまた古くて、昔の学校の体育倉庫の臭い。古い手製っぽい棚に古いジェット型のヘルメットが置かれていて、その下に腕と膝のプロテクター。(といっても古すぎてゴムが伸びきってたり割れてたり)


私ここ見たことある!(デジャヴ?)


あれよ、あれ!


あしたのジョーに出てくる丹下ジム!


「リカさんこれ着て貰えるかなあ」

教官が指差してるのは端っこに置かれているバーにかけられた古いカッターシャツ。「長袖じゃないと教習受けられないからこれ着てくださいね」


ヘルメットを共有するだけでも気持ち悪いのに、シャツと来たもんだ。プロテクターも然りで、身に着けるだけで全身ダニりそう。しかしここで泣き言を言っても仕方が無い。乙女たるもの腹をくくらねば! ヘルメットを被り、プロテクターとゼッケンをつけてプレハブ前に整列する。

そして確か色々な注意事項を聞き、安全運転5則なんかを復唱させられた。。。。。と思う。


思うというのは、あまりにヘルメットが重くて窮屈で殆ど意識がそっちへ言ってしまい、教官が何を言ってたか覚えていないのだ。

今でこそフルフェイスは快適だなんて言っているけれど、原付にも乗った事が無かった私にとって、初のヘルメットが臭くて日に焼けたほにゃららジェッペル。今まで被ったどんな帽子よりも重くて臭くて不快だった。

そして初教習。


400に乗る人達はまとめて一人の先生が見ていたが(皆原付経験者でもあったらしく操作は慣れていた)私はマンツーマンだ。

「じゃあセンスタかけてみようかあ」

センスタって誰? いきなり言われても、スクーターには触ったことも無いから、どのボタンがどうやら、どうすれば動くのかもわかんない。コース外周少しと八の字の取り回しは、子どもを前後に乗せたママチャリ位の重さ。

「じゃあエンジンかけてえ」

かけかた知らないんですけど。。。。

アクセルを回したらびゅんと動いて怖かった気もするし、何をどうしたらいいやらさっぱり訳のわからない教習であったように思う。とにかくグルグルコースをひたすら回っていた。


教習が終わったら判子を貰う。免許無しの小型AT第一段階は何と3時限しかない。今日ので1時限終了。既に補講確実(あの時間数って誰が決めてるのかなあ。ちょっと少なすぎないですか?)。

臭いヘルメットと湿ったシャツを脱いで、心身共にふらふらになって手帖を受け取る。

「じゃあ受付で次の予約して帰って下さいね」


とりあえず今日の先生は怖くは無かった。(この人には後に学科でもお世話になるのだが、とんでもない講義であった。それはまた後日。。)


何言ってんのかさっぱりわかんなかったけど。



受付に行って予約の機械を探す…も機械が無い。タッチパネル何処?19年前にもあったよ??



送迎バスのおじさんが居たので聞いてみると「あーじゃあ並んで」と言う。受付にはやはり前見たと同じように教習生の列。


これで謎が解けた。


申し込みの日、教習生達が受付に長蛇の列を作っていた理由が!


この教習所には予約用のタッチパネルは無い。そんな機械なんて置いてない!


予約をしたい人は、ノートを持って受付の予約係のお姉さんの前に並び、口頭で交渉しなければならない(早口言葉ではありません)。

「予約ですねー2輪ですねえ、いつされますかあ?」
「えっと、明日の午前中の」
「あー一杯ですねえ」
「ん…じゃあ午後の」
「最終の時間しか空いてません」
「え…じゃああの、午前中空いてる所は」
「日曜の午後とかどうですかあ?」


キイイイイイイイッ!!!


やっとこさ取れたけど、鉛筆書き。「キャンセルはお電話でもいいですけどお、取り直しはまた来校していただきますのでえ」


お姉さんの肩越しに昔の職員室みたいな職員室を見る。


机の上にある電子機器と言えば電話だけ。ほかはバインダーとかノートとか、アナログ名ものばかり。


ザ、タイムスリップ。


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