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2010-04-24

アリスが大きくなったなら。

ぽっかり時間が出来て、レディースデー1000円なので、ティムバートンとジョニーデップの強力タッグ! との触れ込みの『アリス・イン・ワンダーランド』を観た。3D料金加算で1300円也。

アリス


感想。


ここからはネタバレの上酷評なので、読みたくない人はどうかご退出を。クレームは一切受け付けませんので(笑)





エンドロールが終わって思ったこと。








「今日がレディースデーで良かった」


正規料金1800円プラス3D300円。2100円払ってたり家族で来てたらまっすぐ歩けなかったかも。それくらい大人の鑑賞には堪えない出来。ジョニーデップとティムバートンという『売り』と美術の美しさ以外、注目すべき点はありません。吹き替えもありますしテンポが速く画が綺麗なので、子どもはそれなりに楽しめると思いますが、何せ値段と出来が釣り合わないので、ショックを受けないように。


ストーリーは、映画用のオリジナルで、「不思議の国のアリス」の13年後の物語。19歳になったアリスのお話です。

子ども時代の冒険はもう忘れていて、良く見る『夢』だと思っている彼女ですが、全く魅力を感じない貴族の男性にプロポーズされている時、服を着たウサギが現れて、彼に返事をしないままワンダーランドに導かれます。そこは極悪な『赤の女王』に支配されている状態。アリスは『預言の書』に記されているこの国の救世主で、赤の女王側の怪物ジャバウォックと戦って勝ち、赤の女王の妹であり善である『白の女王』にもう一度国を治めてもらうべく戦う戦士としてなんちゃらかんちゃら。。。。

最終的には『預言の書』の通り、アリスは見事ヴォーバルの剣でジャバウォックを倒し、王冠を白の女王の為に取り戻します。そして元の時代に戻り、プロポーズを断り、亡き父親の事業を引き継ぐべく、会社の権利を買い取った叔父(プロポーズを断った男性の父親)の元で働く決心をし、「これからは中国との貿易だ」と、船に乗り込むシーンで映画は終わります。


不思議の国に迷い込んで、「あなたこそ預言にある戦士」って。。。『ナルニア国物語』みたい。


クライマックスの戦いのシーンは鏡の国のアリスにある『ジャバウォックの詩』からなんだろうけど、知らない人が見てもわけがわからんでしょう。


非常にお金のかかっている作品で本当に画は綺麗なのですが、登場人物の背景がおざなりにされたままストーリーが進んでしまうので、何とも消化不良な仕上がりになってしまっています。途中、ほんの少しだけ『子ども時代のアリス』が不思議の国で芋虫と話したり、女王に命令されて薔薇の色を塗り替えさせられたりするシーンが出て来るのですが、ここはもうため息が出るくらい素敵です。何で原作をそのまま映画化しなかったのかな。。きっと素晴らしい出来になったと思うんですが。



元々のキャロルのお話は言葉遊びがふんだんに盛り込まれた詩的なもので、よくよく読んでみればアリスも相当大変な目に遭っちゃってるんだけど、大真面目に何かと戦うというよりは、万華鏡の中に迷い込んじゃったような、「極彩色の美しいとっ散らかり方」が魅力だと思うんですよね。

ですからティムバートンのカラーには非常に合う筈なんですが、どういうわけかとんでもなく大真面目なストーリーで、だけど突っ込みどころ満載という最悪な結果になってしまいました。


レビューなど読むと、当然ながらかなり好き嫌いの分かれる結果となっているようで、「バートンなのに」「ジョニデなのに」なんて意見もありますが、映画はたった一人では作れないですし、最終的にはビジネスであり、制約上の色々もあり、大勢の人間が関わる共同作業であり。。。なので、監督ばかりを責めても仕方無いでしょう。ご本人が「これが作りたい!」と言って作るのと、「バートンとジョニデで何か。。。アリスならどうですか」と請われて請け負うのとでは違うでしょうし。(後者なのかな?)


是非次回は『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』をあの子役ちゃんで映像化して欲しいです。(すぐ大きくなっちゃうかあ。。。残念)




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2010-04-20

カイジくんのお兄様。

映画『カイジ』のDVDを観る。


カイジ2
ざわ。。。ざわ。。。。


(唐突ですが)寅さんの名台詞に「それを言っちゃあおしめえよ」ってのがあるんですが


最大の「それを言っちゃあおしめえよ」は

・あんだけ整ったルックスなら、わざわざ苦労しなくとも、ホストクラブで働けば200万位の借金返済なんてちょろい

って事でしょうか(笑)


カイジ
あっと言う間にナンバーワン間違い無し!


しかし主演の藤原竜也さんはじめ、安定したお芝居の出来る人ばかりが出ていたのでとっても面白かった。脚本とカイジの性格設定の荒さを、見事に出演者の力量でねじ伏せて最後まで観せた(魅せた)って感じです。


で、藤原竜也さんの顔を見てふと気づいたんですが、この人に似てますよね!

ミドシン
ミドリカワ書房。



藤原さんは繊細なルックスに対して声質は結構ワイルドですが、伸ちゃんの弟です。で通ると思います。伸ちゃんのヘタレカイジも見てみたい気もしますね(笑)おネエ言葉で「嘘でしょーっ!!」「いいじゃないの泣いたって!!」なんて叫んで欲しいです。

という事は必然的に大貴誠さんにも系統が似ているわけで。

大貴さん2
元OSKトップスター。

長男は個性派シンガーソングライター。


次男は演技力に定評のある俳優。


そして長女は元OSKのトップスター。


何このゴージャス姉弟。


お家に遊びに行ってもいいですか?







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2010-04-07

Hな小説。

読書の感想。

ネタバレもあるし、巷で「官能小説」と言われている本も読みましたので、かなり下品な記述もございます。不快になりそうだな、と言う方はスルーして下さい。

まずは『6番目の小夜子』

さよこ。

恩田陸さんのデビュー作で、今更ながら初めて読んだ。ファンタジーノベル大賞で最終に残ったというだけあって、無茶苦茶上手い! 凄い書き手だってのが素人でもわかる。

でも。。。。

こういう終わり方は私にはわけがわかりませんでした。

謎って、いちいち解き明かさないとダメなのか。
謎を謎のままにしておくにしても、「必然性」「矛盾無い謎」というのは小説の基盤となるものなので、難しかったんだろうけど。ぐいぐい読んで、最後の最後で「い?」みたいな。

頭のいい人、おしえて。誰がどーなってどーだったの? オバケの仕業? 犬と小夜子の関係は???


次は岩井志麻子さんの『邪悪な花鳥風月』

岩井志麻子。


この人の作品好きだなあ。本当に面白い。「フィクションの中の凄まじいリアリティ」、と言う点に於いては桐野夏生さんと共通する所がある。プロの作家さんには失礼な言葉だとは思うけど、上手い!!


次は村山由佳さんの『ダブルファンタジー』

wf

権威ある賞を3つも取ったという凄い本。本が出た当初も、究極の官能小説、みたいな宣伝で、どんなのかなあと思って読んでみた。確かに上手い。この人の筆力は半端無いのでぐいぐい読ませる。長い話なのに破綻無く最後まで読ませて綺麗に終わらせる。唸った。本当に上手い作家である。

でも。

そんだけ(爆)

多分この作家さんは物凄く生真面目な人なのだと思う。インタビュー等でも、この作品を書くに当たっては、今までの殻を破ったと仰っているし、実際そうだろう。これ殆ど私小説に近いもの、凄まじい覚悟が要ったと思う。大した根性である。それだけでも3つも賞を取ったのは当然だと思う。

でもそれって元アイドルが脱ぎました! みたいな感じの衝撃なのかなとも思う。性描写も大騒ぎされていたけれど、凄いのは「上手さ」であって、いやらしくは無いよ、これ。官能的で綺麗だけど、衝撃的ではない。いやらしさとか官能的という部分で言うと、岩井志麻子さんのほうが上手いと思う。あと、森茉莉。

というのも。。。ヒロイン(35歳の売れっ子脚本家で、夫がありながら次々と男性と肌を重ねていく)が、妻子ある学生時代の先輩(少しだけ付き合った事もあった)岩井と再会してベッドを共にするシーンがあるんだけどこれが。。。

この男は物語のキーになって、二人はもう毎回毎回Hしまくるのであるが、ひょろ長くて植物みたいとかキリンみたいに例えられている大人しい人で、学生時代はHも大人しくてつまんなかったのに、再会Hでは、凄まじいテクニシャン(笑)になっているのだ。それでも彼女に対してはていねいな言葉遣いは崩さず、初心で乙女入ったような反応。さてその再会H。あまりにも物凄くて彼女は失神までしてしまう。で、その時の描写がこれだ。


『この岩井と、学生時代の彼が同じ人物だとは信じられなかった。結婚生活とは、なんと偉大なのだろう』



?????


ヒロインは、ああ、月日がたって、彼も「結婚して」こんなにHが上手くなったのね、と、感慨に耽るわけです(結婚してそうなると思っている、という時点で意味不明な感慨ですが)。で、ヒロインは彼に『奥さんにも今みたいな事してあげてるの』と聞くのだが、すると彼はこう答えるのだ。


『まあ、時にはね。でも、妻はあなたほど深く感じてはくれませんから』

。。。。。。。訳がわかりません(爆)。


深く感じない奥さん相手に、病的ともいえるH好きのヒロインを失神させてしまうようなテクニックを磨けるとは面白い男です。逆に言えば、奥さんが感じるように頑張った結果、凄いテクニックが身についてしまったんでしょうか。まあここは男の狡さで「そうだよ。妻も凄いんだよ」なんて言う筈も無いんですけどね。本当はヒロイン以上にHな奥さんに調教されていたんでしょうか。


とまあ、こういう描写が延々と続きます。ヒロインはH無しでは居られない女で、好きになっては飽きられたり飽きたりして、男を乗り換えていくんですね。で、そこにいちいち尤もらしい理由付けをしては、自分で自分をイタイ女だと自覚して自己嫌悪に陥るわけですが、彼女なりに成長していくし、その性癖に関してもきちんとした理由が明らかにされていく。平たく書けばそれだけの話なんですが、作者の筆力が素晴らしいので、細かな心理描写も本当にリアルで、本当に上手くて面白い小説になっています。

かなりアイタタな主人公ですが、世界は広いので、似たような女は恐らく結構居るかもしれません。誰しもこういう、「恋は盲目」「自分に酔っちゃう」所は持っているので、共感する読者も沢山居ると思います。もはやセックス依存症といってもいい位の状態の自分を「恋愛体質」と言い切ってしまうあたりも痛々しくてリアルです。

しかし私としては、特に共感も嫌悪も無かったなあ。小説って面白いなあって思っただけですが、それを思わせる作品って、実は少ないので、やはり村山由佳は凄い作家です。


あと、書いている人が(多分)生真面目なので、わざとではなくお腹が捩れるような部分が随所にあるこの小説ですが、何と、ベルばらの台詞が出てくるのである!!


岩井との体の関係(恋愛ではなく、本人は友情Hと呼んでいて、本当に好きな男の相談までしているのである)にどっぷり嵌りつつも、忘れられない男(岩井とは正反対の、肉食系の劇作家)がいるヒロインが、本当の男とは、岩井のような男の事かも。。と思い始める所。

『揺るがない優しさこそがほんとうの男らしさだと気づく時、たいていの女は既に年老いてしまっている…そんなふうな言葉を読んだのはどこでだったか。岩井が無条件に自分に示してくれる情は、まさにそういう類のものに当たるのではないかと思うのだ』


『どこでだったか』って。。。。それ、オスカルの台詞(笑)

オスカル。


週間マーガレット38号。オスカルとアンドレが結ばれる前の台詞。自らアンドレを寝室に招き入れたオスカルは、自分をアンドレの妻にして欲しいと言うんですね。そして、「俺は地位も財産も名誉も武力も何も持っていない。こんな自分でいいのか」と躊躇するアンドレにこう言うんです。


『誰かが言っていた…心優しくあたたかい男性こそが、真に男らしいたよりになる男性なのだということに気付く時、たいていの女はもうすでに年老いてしまっていると…よかった…すぐ傍にいて私をささえてくれるやさしい眼差しに気づくのが遅過ぎなくて…』(池田理代子・ベルサイユのばらより抜粋)


おネエ言葉のダブル不倫男岩井と同列にされたアンドレ涙目。。。。。

わざとなのか偶然なのか知らなかったのかわかりませんが、昔のとはいえ超がつく有名漫画に出てくる台詞。誰もインタビューでもレビューでもここのところを突っ込んでくれないのがベルばらファンとしては残念です(笑)。この台詞って、池田理代子さんのオリジナルだと思ってたんですが実際はどうなんでしょうか? 世界の格言、名言的な、もっと古い、偉人の言葉なのかな?


この小説、買っちゃおうかな(えええええ!?)



最後に。

官能的文章という事なら森茉莉だろうと思っているのだが、当の本人は「性を書こうとは思わない」というエッセイでこんな事を書いている。

『私は、性と文学、とかユマニスムと文学、とか、論ずるのを嫌いである。性も、ユマニテも、組織も個人も、夢も現実も、その時々の書く人の発酵の具合で、一つの文学の中にあるもので、それらのはいった混合体が文学なので、何々を扱った、という小説を私は好きではない』(森茉莉全集3・私の美の世界 記憶の絵 より抜粋)


森茉莉は大文豪森鴎外の娘である。

随分年を取ってから小説家デビューし、高い評価を得るが、お気に入りの、散らかり放題の小さなアパートの一室で、ある日突然、たった一人で息を引き取った。

病死であった。


一つのテーマを突き詰めて、自分をとことんまで追い込んで書く作家も居れば、ふわふわ浮遊してどこかにどんとぶつかり、それが大当たりしているのに本人はそれに無関心で「書けてしまう」作家も居る。

小説って面白い。


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