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2010-06-01

小型MT9時限目。                         雨に唄えば。

8時限めからの連続教習。

雨はまだ降っているが、先ほどの王将指導員のおかげでちょっと乗るのが楽になってきた。さすがにこの時間数になってくると、スズキ君を放り投げる事もコースアウトすることも無い。


人それぞれだと思うが、私の場合は冷え切ったエンジンと同じで、教習開始から暫くは調子が出ない。


上手い人が調子が出ないのならまだしも、教習を受けている初心者で、しかもその中でも格段にチビで非力でへたくそな私が調子が出ないのだ。50分の教習時間のうち、約25分はガタガタして、やっと慣れてきた頃に終了となってしまう。

2時間続けて乗るのは体力的にどうかな、と思ったが、私の場合は毎日一時間乗るより、少し日が空いても同じ日に2時間続けて乗るほうが調子がいいようだ。


9時限目は王将先生ではなく、多分この教習所では一番の若手のA先生が担当となったが、この先生は教え方も上手いし急かさないので気が楽だ。どんなジャンルであっても、「先生」という立場の人を見るとき、人は往々にして「ベテランだから安心できる」「若い先生だと不安」といった判断を下しがちであるが、私はどういう職業の人であれ、年齢で人をはかることはしない。

確かにキャリア、というものは侮れず、経験がものをいう事は沢山あるし、キャリアのある方は尊敬されてしかるべきであるが、それはその方が「その仕事に真摯に、謙虚に打ち込んできた場合」に限っての事だと思う。


時間が経てば、人は嫌でも年をとるし、惰性でその仕事を続けていたって、「年数」を積む事は可能だ。

「ただ惰性で時を重ねているだけの人」と、「真摯に取り組んでキャリアを積んできた人」は全くの別物だと思っている。

同じように、「ただ漫然と過ごしているだけの若手」と、「一生懸命取り組む若手」も、全くの別物で、ただ年齢や年数だけで人を判断するのは違うと思っている。


さて、この先生も、王将先生と同じく、雨の中、私の後ろをスクーターで走りながら、逐一指示を出してくれた。

注意事項は先の時間と同じで、右左折時の車体の位置をしっかりと端、或いは中央に寄せる事や、要所要所での、スピード調節の仕方等で、検定を視野に入れた教習だった。


一生懸命さや誠実さ、というのは、ちゃんとわかる人間にはわかるし、伝わるものだ。
逆に、愛想笑いや付け焼刃の優しさなんてのも、わかる人にはわかる。


真摯で、媚のない笑顔のこの先生の教習は、凄くわかりやすくて身になる教習だった。


さて、一本橋ではどうしても気合が入るのか、スタートのスピード不足で落ちてしまう失敗が続いた。

「もっと思い切って乗りましょうか。ゆっくりだとバランスも取り難いですし」

頷いて、頭を切り替える。

最初に教わったマザーグース指導員は、一本橋を走る時は、「重心を上に」「引っ張りあげられてる感じをイメージして」と言っていた。これは、私の解釈では『飛ぶ』だ。

乗り上げてからふとある歌が浮かび、「飛んで飛んで飛んで飛んでパンダ、パンダ!」と歌いながら走るとあら不思議、落ちなかった。





。。。。のだが、この曲、正しい歌詞は「おいでおいでおいでおいでパンダ!」である。


「飛ぶ」イメージで何でいきなりこの歌が、しかも「おいで」が「飛んで」に変換されて浮かんだのかは知らないが、早すぎず遅すぎずバランスよく一本橋を通過するには本当にいいリズムの歌で。。。(笑)


雨に唄えば、教習も、また楽し。。。。なのでした。


雨に唄えば。
名作「雨に唄えば」。ジーンケリーのあまりにも有名な名場面。


雨に唄えば ヅカバージョン。
こちらは宝塚バージョン。安蘭けいの伸びやかな歌声は逸品。


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