--------

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2009-06-09

乙女のカリスマ。                    ~サイン会の真髄なるもの~

先月は、乙女のカリスマ、嶽本野ばらさんのサイン会に行くはずだった。

nobarabook


だった、というのは、大阪会場のみ、インフルエンザ騒動で中止になってしまったから。東京会場は予定通り行われたとの事。。東京遠征、した事もあるのだけど、今回は無理だった。

行き出してもう、何年くらいになるのかな。初めて行ったのは「ミシン2カサコ」刊行の時だったと思うんで、もう5年位前か。野ばらさんの新刊が出るたびに、サイン会に行っている。

この人のサイン会は、通常の作家のサイン会とは少し違う。

まず、基本、整理券に限定数をつけない。通常「先着100名」とか区切りをつけるもんだけど、野ばらさんはそれをしない。お店が閉店にならない限り、来たら来ただけサインする。

だから物凄く時間がかかる。

短い時なら大阪会場で3時間から4時間位だろうが、東京会場は、今回も9時間位かかったみたい。まあこれは、ノバラー(笑)なら当たり前のことで、みんなお行儀良く待っている。

後は、ファンとの時間。

作家さんによってはまるで流れ作業のようなサイン会もあるみたいだけど、野ばらさんのサイン会は、対話あり、ツーショット写真ありで、しかもとても丁寧に対応してくださるので、一人一人にかかる時間がとても長い。

まず、並んでいる間にカードを渡され、そこにサインと一緒に書いて欲しい名前などがあったら記入。あと3人位の番に来たら、係りの人にカメラや携帯を渡す。

自分の番が来たら、野ばらさんの机越しに用意されている椅子に座る。その時、次の人はすぐ後ろにではなく、ちょっと離れた所で待つように案内されるので邪魔にならない。

で、握手、ご挨拶、サイン。

で、お話。

若い方も多いし、泣き出してしまう人も居る。随分長い事話す人も居るんだけど(乙女のマナーとしては感心はしませんが)、野ばらさんもスタッフもイライラを顔に出したりせかしたりしないので、とても穏やかに時間が過ぎていく。

そして希望者はお写真。

その場で机挟んでピース。。。とかじゃない。

ちゃんと野ばらさんは席を立ち、机とは離れた場所で、並んで写って下さる。

そしてこちらがお礼を言うと、野ばらさんもきちっとお辞儀をしてくださって、自分の番、終了。

で、また次の人。

これを延々、来た人数だけする。

真の紳士にしか出来ない事だ。


サイン会、というのは、いわば作家にとっては営業活動。ファンを大事にするのは当たり前かもしれないし、写真オッケーの作家さんも居るだろう。でも野ばらさんは『サイン会は読者とのデート』と仰るだけあって、ファッションにも対話にも一切妥協無く、真剣勝負。こんなサイン会は他のどんな作家もしていないと思う。

「あれ誰?」
「男? 女?」

会場によっては一般の人の目にも見えるところでのサイン会になるので、いつもMILKなんかのパンクで素敵なお洋服を着、華奢な野ばらさんのルックスに目を奪われる人も居るようだけど、この人の文章は、物凄く芯の通った筋金入りの乙女=男前、で、私は大好き。(乙女が何故男前だかわかんない人は、過去日記を読んでね)

若いコ向けのファッション誌のライトなエッセイ等だけ読んだり、その個性的なファッションだけに囚われると、単なるタレント作家じゃんと思う方も居るのかもしれないしけれど、「ミシン」や「それいぬ」等素晴らしい短編も沢山書いている。

そういえば、野ばらさんがロリータファッションを愛していらっしゃる事について、私に「あの人ロリコンでしょっ」って言った人が居たなあ。

やれやれ。

ロリータとは何ぞや。ロリータファッションとヘンタイとゴスロリを一緒にしないでほしい。乙女とは何ぞや。それらはちょっとやそっと、ネットで情報を漁ったからって解るようなもんじゃ無い。野ばらさんが逮捕されちゃった時、ニュースでは「乙女のカリスマが!」と報道され、ロリータファッションの紹介に「ピンクハウスとか所謂フリフリファッションですね」なんてしたり顔でとんちんかんな事話しているコメンテーターも居たけれど、そんじょそこいらの付け焼刃の批評家に、ロリータの趣味趣向がわかってたまるかってんです。

話が逸れた。

何の話だったっけ、そうそう、サイン会の話。

要するに野ばらさんのサイン会のどこがいいのかと考えるに、つまるところ、その「美意識の高さ」に私は惹かれているのだという結論に至る。

昔昔、某有名人形作家の写真集の刊行記念のサイン会に行ったけど、酷かったもんなあ。参加者一同、列になったまま完全な流れ作業。係りの人が横柄で、否応無しに「ここにしてもらってくださいっ」ってページを乱暴に開いて、作家さんは目の前に「これ次です!」と、どん! と置かれた本にサインするだけ。ずっと下向いて、延々書き続けているだけで、参加者の目も見ないし「ありがとう」の一言も無し。そのまま「ハイ次の方!」って急かされて、おしまい。叙情溢れる素晴らしい作品を作る方だけに、あの対応には本当にショックを受けた。それからは作品を見ても、あのサイン会の横柄な様子を思い出しちゃって、どうにも。。。ね。

野ばらさんは美意識の塊なのでそんな下品な事はしない。

前の前のサイン会の時だったか、抱きついて泣いちゃう人が何人か居て、MILKの黒いジャケットがファンデーションなんかでべとべとに汚れちゃってたんだけど、(写真に写っちゃってる)野ばらさん、その人が落ち着くまでずっと肩を抱いてあげてるのね。スタッフも止めに入ったりしない。他のファンも野次ったりしない。

まあ無いでしょう、こんなサイン会は。ただの営業根性じゃ出来ない事だ。

だから私は毎回参加している。

泣いたりはしないけど、野ばらさんとちょっとだけお話できるのが毎回楽しみだし。ちょこっとなんだけど、いつも本当に丁寧に答えてくださるし、お話も面白いし。

嶽本野ばらと言う作家については、評価がかなり分かれるとは思う。

あんなのはブンガクじゃないって言う人も居るかもしれないし、タレントじゃんって言う人も居るかもしれない。

でもそんな人はまず読んで欲しい。

「ミシン」「コルセット」「流薔園の手品師」といった短編を。あとは極上のエッセイ「それいぬ」。

これらを読んで、「ちくっ」と来たら、あなたも乙女の仲間入り。

バイクに乗ってようが髪を金色に染めていようが、たとえ貴方が男だろうが、あなたは乙女です。

次の新刊は夏ごろかな?

早く来い来いサイン会。

↓↓↓ ぽちっとすれば、貴方も乙女!(嫌とか言わない)
にほんブログ村 バイクブログ 女性ライダーへ
にほんブログ村
スポンサーサイト

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

コメント

<%plugin_first_title>カレンダー<%plugin_first_title>
04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
<%plugin_first_title>最新記事<%plugin_first_title>
<%plugin_first_title>最新コメント<%plugin_first_title>
<%plugin_first_title>月別アーカイブ<%plugin_first_title>
<%plugin_first_title>最新トラックバック<%plugin_first_title>
<%plugin_first_title>bike<%plugin_first_title>
<%plugin_first_title>art<%plugin_first_title>
<%plugin_first_title>RSSリンクの表示<%plugin_first_title>
<%plugin_first_title>ブロとも申請フォーム<%plugin_first_title>

この人とブロともになる

<%plugin_first_title>QRコード<%plugin_first_title>
QRコード
<%plugin_first_title>検索フォーム<%plugin_first_title>

FC2Ad

Powered by FC2 Blog

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。