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2011-01-14

幸せの基準2                          ノーと言う時代。

先の記事で草食系が増えた事について「自分の気持ちに正直に生きる人が増えた」と書きましたが、そう思うに至ったのは、ある新聞の投書を読んだのがきっかけでした。

ちょうど、「戸籍上は100歳以上で生存している男性が実際には亡くなっており自宅でミイラ化。子供たちが年金などを不正に受け取り続けていた」という事件があり、その後各地で「戸籍上は生存しているが実際には所在不明の100歳以上の人が各地で浮上している」という報道がされていた頃で、それについてニュース番組や新聞記事などで、「核家族化の弊害」「昔のように3世代4世代での同居家庭が減っているから」「家族の絆が薄れている」「多世代で同居していた時代は無かった事で、あの頃の家族の形は良かった」といったコメントが増えていた時期でした。


ある日新聞に載っていた70代の匿名希望の女性の投書は、それらの意見に真っ向から反論するものでした。


「昔は良かった良かったというけれど、嫁ぎ先は義父母だけでなく、夫の兄弟姉妹も居る大所帯での同居で、大変苦労した。食事の支度や掃除洗濯は全て嫁の仕事で、自分は座って食事をした事は無い。妊娠中も産後もゆっくり休むことなどできず、家事育児に追われ、辛いことがあっても、これが嫁の務め、女の仕事、と言い聞かされて育った時代だった。舅も姑も厳しく、よく苛められた。二人が亡くなった時は正直ホッとした。家族の絆、と言うが、絆は培ってゆくもので、見捨てられる高齢者にも原因はあると思う。多世代同居はいいと言うが、だれがその大所帯の食事を作り、洗濯をするのか。誰かの犠牲の上に成り立っている暮らし。嫁という立場の女性がひたすら我慢を強いられる暮らし。そんな暮らしが当たり前だった時代をいい時代だったとは思わない」



。。。。。。。



この投書を読み終えたとき、なんだか頭も体も心もどーんと重くなりました。確かにこれはある人の一意見であり、全ての世代の女性全員の意見ではありませんが、それでも同じ女性として、この方の置かれた立場の辛さを思うと、言葉もありませんでした。そして、今セックスレス夫婦が増えているとか、草食系男子が増えているとよく聞くけれど、それはもしかしたら、女性も男性も、「ノー」をはっきり意思表示するようになったからでは? と思うようになりました。


昔はこの投稿者のように、女、特に「嫁」は耐えて当たり前でした。


夫婦に子供が出来ないと、それは何の根拠もなく100%女に責任があるとされ、「石女(うまずめ)」と呼ばれ、離縁さえることすらあったのです。たとえ子どもを産んでも女の子だけだとそれも駄目。跡取りの男の子を生まなければ認めて貰えず、大所帯の家事に追われながらも何人も子どもを産み育てました。


夫から暴力を受けても深刻に取り合っては貰えず、疲れているからと性交渉に応じないと殴られたりするケースも今よりずっと多かったようですが、それに対して泣き言を言っても「嫁の務めを果たさないあんたが悪い」と一蹴される世の中でした。


では辛いのは女性だけだったのかと言うと、男性も、「男たるもの」「男なんだから」という価値観に小さな頃から縛られて育っており、それに順応できない人は今以上に大変辛かったはずなのです。

例えば美輪明弘さんなどがそうで、今でこそ大スターですが、若い頃は、道を歩けば石をぶつけられることもあったと言います。

男性に生まれても、ドレスが好きな人も居るし、可愛いもの、美しいものが好きな人だっている。

それらは本来その人の個性として尊重されなければならない事なのに、「男のくせにけしからん」となる。

「浮気は男の甲斐性」なんてあほらしい価値観がまかり通っていた時代。

「男も女も結婚しなければ一人前ではない」「ちゃんと子供をつくらなければならない」「女遊び位出来なくちゃみっともない」といった暗黙の了解のようなものが社会全般にあり、結婚に興味が無い男性も、Hに興味が無い男性も(昔だって居たはずなのですが)、そんな事をとても言えるような状況ではなく、どんなに仕事で疲れていても、興味が無くても、「これが出来ないと一人前ではないから」と、嫌々していた人も居たはずなのです。


でも今は、男も女も「ノー」と意思表示する人が増えてきました。


「DV=ドメスティックバイオレンス」という言葉も一般的になり、法律もあり、一昔前のように、性交渉を嫌がる妻を殴りつけて事に及んだりすれば、夫婦間でも強姦罪が成立する世の中なのです。


「疲れているからHしたくないの」と妻に言われても、今は「そっか」と引き下がる男性が増えた。暴力をふるう男性も居ますが、それに対してひたすら耐えて泣き寝入りする女性の総数は昔よりも減り、何らかの形でその状況から逃げようとしたり、理不尽な暴力と闘おうとする女性が増えてきました。


又男性も、「俺、疲れてるからHしたくないんだ」「僕あんまりH好きじゃないんだ」と、一昔前の男性なら恥だと感じるような事(恥でもなんでも無いのですが)を、正直に態度で示すケースが増えてきているのでしょう。男も女も「納得出来ない状況にひたすら耐える人」が少なくなったのです。


ですからセックスレス夫婦が約4割に上る と統計上の数字を提示され、少子化の一端だとか、草食系が増えていると言われても、イコール、即それがいけないこと、杞憂すべきこと、とは私は思えない。「昔は無理やりやらされていた人が、ノーと言うようになったという状況もあるんじゃないか」と思うのです。



続く。。。。





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