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2011-02-02

幸せの基準5。                        凶暴草食系

ご無沙汰してます。


ちょっと書くつもりが、長くなっちゃってますね。


更新も不定期なこんな一人語りブログですが、コンスタントに覗いてくださってる方もいらして下さり、ありがとうございます。


さて。


前回の続きを書こうと思っている間に、新聞やネットで、二つの記事が目に留まりました。

ひとつは「DV被害が増加している」というもの。もうひとつは「草食系増加で、AV男優のなり手が減っている」というものでした。


そもそも私が、大多数の方にとっては面白くも無いであろう連載(笑)を書くきっかけになったのは、新聞に「セックスレスカップルが増えている」という記事が載っており、その原因として、「性交渉に無関心な草食系が、男女ともに増えているから」といった事が書かれ、「少子化とも密接に関係している」というコメントもあり、なんとも妙な違和感を感じたからでした。


私はセックスレスが増えている原因としては、「したくない」という意思表示をはっきりする人が増えたからではないか、とも書きました。


そしてその流れの中で、「草食系が増え、少子化にもつながっているというが、出来ちゃった婚するカップルは増えている」「この国のセックスに対するモラルはめちゃくちゃ」と言うことについても触れました。


そこにきて、このDVとAV男優の記事。

つまり、データとしてあげられていることをまとめると。。。。

・男女ともに、性交渉に無関心な草食系が増えている
・セックスレスカップルが増えている
・それは少子化とも関係がある
・婚姻関係を結ぶより先に、妊娠するカップルが増えている
・DV被害が増えている
・草食系が増えて、AV男優のなり手が減っている

ということになります。

なんだかへんてこです(笑)


相容れないであろう事柄が両立してしまっているというか関係無い事まで混ざっちゃってるというか。。。

「草食系が増えている」はずなのにのに出既婚カップルが増えているし、DV被害が増えている。草食系が増えて、AV男優のなり手は減っているのに、パートナーに暴力を振るう人間は増えているという。。。「いったいみんなどうしたの? 大人しいんだか乱暴なんだか」って感じですね。


これはどういうことかというと、連載のはじめ(笑)頃にも書いたように、「ノー」という人が増えた=意思表示をはっきりし、嫌な事をしない人が増えたから、というのも一因ですが、草食系=セックスに関して淡白=大人しい人、優しい人、という認識自体がそもそも大きな間違いなのです。



草食系の人はリアルなセックスに対して淡白である、とされていますが、それと性欲のあるなしをごっちゃに考えてしまうから、「草食系が増えているからセックスレスが増え、少子化にも関係している」というデータと、「若い世代にできちゃった婚が増えている」というデータが同時に上ってきて、あれ? ということになる。


草食系はあくまでもリアルなセックスに対して淡白(臆病)である、というだけで、決して性欲の無い人ではないし、大人しくて御しやすい人でもない。性欲の強弱と人間性までもごっちゃにして考えるから混乱するのです。リアルなセックスに対して淡白ということと従順さや優しさといった部分は、また別物なので、こういった人が皆女性に対して優しくて、暴力を振るわない、というのも大きな誤解なのです。


では、草食系の性衝動はどこへ向いているのか、というと、アニメの美少女であったり、AVの中の女優であったり、妄想の中の女性であったり、少年少女(子ども)であったりと、どこまでもリアルな大人の女、とは平行線にある存在が対象である場合が多いように思います。(あくまでもイメージであって、すべての人がそうではありません)


肉食系といわれる人は、自らの性衝動に対してあからさまなので見た目にもわかりやすい。そういった性的アピールが好きな人も居ますが、それに対して恐怖感や嫌悪感を持つ人は、肉食系には魅力を感じませんし、警戒します。


でも草食系は、そういった自らの性欲や衝動を外に向けてアピールしないので、警戒心を持たれにくい。でも性欲自体が無いわけではありませんから、セックスレスカップルで男性の方が淡白な場合、「私には触れようとしないのに、こっそりAVを見ていてショックだ」といった事で女性のほうが悩んだりするケースが往々にして起こるのも、何ら不思議ではない。アニメの少女やAVの中の女優は、生きた女性のように文句を言わない。妄想の中で、自分の意のままに性の対象になってくれるからです。


では、冒頭に上げた、DVが増えているのと、AV男優のなり手が減っている、というのはどう捉えればいいか。


DVが増えているのと、草食系が増えているというのは、何ら関係ないことのように見えて、実はリンクしています。

一言で言えば、バランスの取れた人間関係を築く事の出来ない人、我侭で、感情のコントロールの出来ない人が増えているのです。


リアルなセックスに淡白、ということは、リアルな対人関係に対して淡白であり臆病、という事と同列にあり、こういう人は、一見優しそうに見えますが実は気難しく、怒りや不満といった感情を内に溜め込みやすい。爆発すると非常に危険です。自尊心が高く人間関係の距離を取るのが下手なので、些細なことで傷つくし、思い込みも激しかったりします。


でもこれは草食系に限ったことではなく、性欲が旺盛とされる肉食系にも当てはまることです。


学校でもお店でも、気に入らないことがあるとすぐ相手にクレームをつけ、あれやこれやと要求する。でも、自分が嫌な事はぜったいにしたくない。権利の主張ばかりして、責任を持つのは嫌。ゲーム機がないと遊べない。ゲームの中のキャラクターと生きた人間との境界がわからず、喧嘩も意地悪も限度を知らず、相手が死ぬまで叩きのめす。人の気持ちを思いやったり、察するといった、想像力も、創造力も欠如した人が増えている。。。。。


だから、パートナーが思い通りにならないとなると、暴力を振るったり、お金を与えない、人格を傷つける言葉を投げつける、といった、屈折した方法で自分の欲求をアピールするのです。


でもその反面、やられるほうもやられっぱなしではなくなりました。

DVの件数が増えている、というのは、相談件数が増えている、と受け取ってもいいのでは、とも思いますが。。。

体への暴力だけでなく、暴言や、生活費を渡さないと言った事もDVにあたるので、「自分がされている事、耐えてきたことはDVなのでは」と相談する人が増えてきたとも取れると思います。


そしてAV男優のなり手が減っているという点についてですが。。。


これについては「草食系が増えて居ること」とは関係ないと思います。

AV男優というのは女優に比べギャラも安く、割に合わない仕事なので、今時の若者は敬遠する。それだけです。

社会的にも、やはり偏見に晒される職種であり、加藤鷹さんのような成功者は非常に稀なケース。映像作品に出ようかと言うくらい容姿に自信のある子なら尚更、AVに出るより、ホストクラブなんかで稼ぐ方を選ぶでしょう。



草食系、という言葉がほんとによく使われるようになりましたが、何でもそれとリンクさせるのはどうかと思いますし、もてはやすのもどうかと思います。


セックスレスカップルが増えている→意思表示をはっきりとする人が増えてきた。性的な事柄に対して無理をする人が減ってきたことも一因。そもそもセックスレスの定義自体が疑問。性的な欲求や嗜好は人それぞれであり相性も大切なので、他人が数字だけ見て多いだの少ないだの、問題だ、大丈夫だ、といったことを安易に判断すべきではない。

少子化→草食系が増えたからではない。体力的にも経済的にも社会的にも、女性が安心して産める人数が一人か二人が妥当な状況になっているから。

出来ちゃった婚の増加→性的なことだけでなく、社会全体のモラルの低下。またこれは婚姻関係を結ぶ前に妊娠するカップルが増えている、というだけで少子化の解消になっているわけではないし推奨すべきことではない。


DVの増加→泣き寝入りする人が減った、というのも一因かも。人間関係の距離のとり方が下手で、感情をコントロールできない人が増えた。一見大人しそうで社会的に地位のある人のDV加害も増えている。

AV男優のなり手が減った→時代の流れ。割に合わない仕事は敬遠される。


ね。どれも草食系の増加とは関係ありません。


モラルの問題であったり社会的状況のあれやこれやのせいであったりするんですよね。また、人間そのものの質が変わってきているのでしょう。社会全体の。これは杞憂すべきことですね。


草食系は、完全なる草食動物にあらず。草食動物は大人しい、という概念は捨てねばなりません。


気が小さいくせに自分より弱い人には横暴で、小さな子どもに暴力を振るい、抵抗できない相手を無理やり暴力やセックスのはけ口にする、凶暴草食動物が増えているのです。


今の日本は、性的なことに関してはかなりオープンで規制も緩い。

同性愛者の方に対する偏見などは依然としてありますが、それでも諸外国のように、それが原因で命にも関わるような凄まじい迫害を受けたり、投獄されたり、といったことはありませんし、いい年をした大人が少女アニメの主人公に発情しても、違法行為をしない限り、黙認してもらえる。普通の本屋やDVDショップでアダルト商品を買うことが出来、幼稚園小学生の子どもを性的な対象として撮影したものまで市場に出回っている有様です。

発言することの自由、表現することの自由によって多くの人が人間らしい暮らしを手に入れ、自らの尊厳を守る事が出来、好きなものは好き、嫌いなものは嫌いと言える社会になりましたが、同時に、クレーマーやモンスターペアレント、DV加害者、虐め加害者のように、理不尽な主義主張をする人の暴言暴行がまかり通り、立場的に弱い人が、その我侭の犠牲になっている、という一面もあるのです。

肉食系、草食系、というのは、あくまでもリアルなセックスに対する欲求の表し方やセックスアピールの度合いの多い少ないであって、性欲のあるなしや、モラルや人間性とは全く関係無いのです。ましてやそれと少子化とを結びつけると言うのは…(笑)


肉食系草食系ともに、非常識で凶暴な、人間の皮をかぶった獣が増えている、というのが現状ではないでしょうか。中絶も増加しているというデーターが出ています。父親になる覚悟が無いのに安易なHをする男性、母親になる準備が無いのに安易にHしてしまう女性が増えている。(暴力によって妊娠させられ、中絶せざるをえない悲しいケースもあります)偏差値の高い大学の学生がコンパ会場で集団レイプをし、それでも退学にもならないのがこの国の現状です。昔よりも性教育の授業は密度を増してるはずなのに、肝心な「人としての尊厳」「愛」というものについて教えない。親の人間性が未熟で、教育の方向性も狂っているからこんなことになるのです。



これで締めるとなんだか悲しいので、最後に、私の大好きな作家の一人、青木るえかさんのお話を書かせていただいて終わろうと思います。


青木るえかさんの著書『主婦でスミマセン』の中に、「主婦と生殖」というエッセイがあるのですが、そこにこんな話が書かれていました。


夫が転勤族である青木さんは、その度に社宅を転々とし、パートは役所関係や郵便局を探して働くそうなのですが、大阪の郵便局で働いていた時、おじさん連中から、お子さんの居ない青木さんに対しての「子どもつくらへんのか」「子どもはどうなってんのや」攻撃には辟易したそうです。


最初は適当にはぐらかしていたそうですが、誰もがあまりにもしつこく言ってくるので、ひとつの回答を考えたそうです。

。。。。。。。。。。。。。。。。


こういうおっちゃんにはやはりストレートに答えるほうがいいだろう。と言うことで、ひとつの回答を考えた。

「なんで子どもつくらへんのや」
「いや、毎日コン●ームしてがんばってるんですが、どうも出来ないですねえ」

。。。。。。。。。。。(青木るえかさん著、主婦でスミマセンから抜粋)


これは相当効いたそうで(笑)、いろんな人に子ども問題を聞かれるたびにこれを答えていたら、すっかり子どものことに触れられることは無くなったそうです。そしてそれ以降、青木さんは、「悪意無く」そういうことを聞いてきてしまう社宅の奥さんなんかにも、その回答をすることにしたそうです。



『しかしたまに、何かの間違いのように、その質問をしてしまう人も現れる。いくら悪意が無くても、そういう質問をするのは失礼なことだとわかてもらうために、言うべきことはピシリと言うことに決めたので、毅然と言う』(同著より抜粋)


しかしここで青木さんに強敵が現れます。同じ社宅の年配の上品な奥さんが、詮索がましい気配も一切無く、本当にさらりと「青木さんはお子さんは?」と聞いてきた。

『私は世の中の、子どもまだの質問に泣かされている人のために戦うと言う決意をしていたので、ちょっとためらった末に、きっぱり言ったのだった。いや、毎日コン●ームしてがんばってるんですが出来ないですねえ』(同著より抜粋)


その上品な奥さんは息を呑んで引き下がったそうですが、半月後、社宅の前でばったり再会したときに、青木さんの顔を見るとはっと息を呑み、思いつめた表情でにじり寄ってきてこう言ったそうです。

「あのね青木さん。お子さんがほしかったら避妊具をつけていては駄目だと思うの」

『さすがの私もその程度のことはわかっているのだが』(同著より抜粋)





これにて連載(笑)終了。長らくお付き合いいただきましてありがとうございました。




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コメント

Re: No title

わははさん。

ご訪問ありがとうございます。

年を重ねるごとに、質問される内容も変わってきますね。
私もガツンとくる返事を考える必要のない年齢になってきました(笑)

No title

さいきんはもうめっきり子供はどうしたとか訊いてくる人はおらんようになりましたね。たぶん「子供は巣立った」と思われてるんだな。
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