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2012-06-09

ショースターと昭和の話。

車のCMの音楽で、「ビューティビューティ~ビューティペア~」と歌っているのがある。

私と同世代の人なら知っているだろう。昔人気のあった女子プロレスラーのユニットで「ビューティーペア」という二人組が居て、その人たちが歌っていた歌のフレーズである。

私は当時小学生で、特に興味は無かったのだが、動画サイトで当時の様子を見てみるに、ものすごく人気があった事が伺える。で、ビューティーペア繋がりで「クラッシュギャルズ」「尾崎魔弓」「キューティー鈴木」「ダンプ松本」なんかの動画を見て、「プロレスはショーである」という、今さらながらの結論に行きつくのである。

(ちなみに、「マッハ文朱」も検索してみたのだが、リアル世代ではないしルックスが昭和過ぎて、琴線には触れなかった。)


ショーである、という表現には賛否、あるとは思う。試合は命がけであるし、実際、試合の怪我が元で命を落とす選手も居る。厳しい下積みを経てリングに上がり、タイトルを獲ってスターと呼ばれるには血の滲むような努力だけでなくスター性や運という物も必要で、女性が生きていくにはとんでもなく厳し過ぎる世界であるという事は誰の目にも明らかだろう。

だが、私個人は子どもの頃から、プロレスの試合をテレビで目にしたりする度に、「これは技をかけ合い見せ合うショーである」と認識していた。(ただこれは、レビューやアーティストのライブのようなショーとは質が違うものである。)


一つは、その試合体系にある。

柔道やボクシングやレスリング等の格闘技の場合、技を掛け合うだけでなく、必ず「それをかけられないように防御する」という動作も含まれる。

必殺技をかけられないよう、強烈なパンチを受けないように相手の挙動を伺い、駆け引きすることもまたテクニックの一つであり、技をかけられてしまうこと=失敗、であるとも言える。

だがプロレスには「防御」という動きは無いように(私には)見える。

キューティー鈴木と尾崎魔弓がペアを組み、なんとかという二人組(名前忘れた)を試合している動画を見た。尾崎キューティーペアは美形だし、見るからに「女」だ。ロングヘアに派手なスカートみたいな衣装で、対するペアは明らかにルックスは劣るし意地悪そうなキャラ(という設定)である。この「相手とのキャラ設定のわかりやすすぎる対比」もまた、プロレスのエンターテイメント性、ショー的要素に拍車をかけている。(それが売りにもなるわけだが)


最初は1対1でリングに入り、ペアを組んでいる相手はロープの外に残る。

「おらあ~っ」という掛け声とともに、キューティーは体をつかまれてリングサイドのロープに突き飛ばされる。

すると彼女は自分の足でロープに向かって走っていき、方向転換し、勢いよく背中からロープにぶつかると、体をバウンドさせてわざわざ相手に向かって走っていき、真正面から強烈な一撃をくらうのだ。

これは誰のどの試合でもある、いわば鉄板技である。

ロープに向かって突き飛ばされたからといって、わざわざ何で自分で走って行って向きを変えて背中でロープを受けてまた走って行って殴られに行くのか、子どもの頃は凄く不思議だった。腕を掴まれたら、何故抵抗しない?振りほどこうとしたり、頭突きしたり相手を殴ればいいのに。

なんて思っていると、今度はキューティーが両足を掴まれている。

ここでもキューティーは抵抗しない。苦しそうな顔をしてされるがままだ。

相手は掴んだ両足を肩に乗せ立ち上がり、ぐるぐると回転する。観客を煽り、「1~2~」と、キューティーが振り回される度に大合唱である。

体を捩じるなり腹筋を使って上体を持ち上げて抵抗するなり出来そうなもんであるが、やはりキューティーは抵抗しない。何回も何回も振り回されて、放り投げられ、フラフラになっているところにまた技をかけられる。外で見てる尾崎は「キューティーっ」と手を差し伸べて交代しようとするが、今一歩のところで手が届かず交代できないのだ。

どうこのわかりやすさ。そしてエンターテイメント性。


これはほんの一例であり、誰のどの試合も、こんな感じで進行していく。ずっと昔のジャイアント馬場とかアントニオ猪木なんかの試合でもそうだというか、プロレスってそういうもんなんだろう。

ひたすら技をかけあい、見せ合う。そこには技をかけられないように逃げる、避ける、抵抗する、という選択肢は無い。めちゃくちゃやっているように見えて実はきっちり「今はこっちが攻める番」「次はこっちが攻める番」と秩序だって試合は進められており、ひたすら技をかけにかけ、あえてそれを受けに受けて、先にダウンした方が負け。でも負けても「見せ場を多く作った方が人気が出る」という不思議。これがプロレスが他の格闘技と異なる部分であり特殊性である。

そしてそのわかりやすいショー要素の上に、更にエンターテイメント性が加えられたはしりになったのがビューティーペアじゃなかろうか。

リングの上で、女が男と同じことをしていてもインパクトには欠ける。
女がこんな凄いスポーツをするのか、というだけではファンは増やせない。

試合前にリングで歌を歌ったり、派手なコスチュームを着たり、まるで子供向けの「戦闘もの」のように、正義の味方対悪役、みたいなキャラ設定をすることで、そのショー要素には更に磨きがかかり、ファンが増えていく構造。女性とは思えない体力と根性。しかし女性が憧れるような美しさやカッコよさを併せ持ったスター選手と言う存在と、その美しくてかっこいいスターが、悪役キャラに徹底的に痛めつけられる、という、テレビ的要素。

別にプロレスファンでもなく、そんなにテレビは見なかった私でさえ、「ビューティビューティー」のフレーズで、ビューティーペアだけでなく、「昭和の女子プロレススターたち」を思い出す位だから、やはり当時の彼女達が火をつけた女子プロ人気、その露出は凄いものだったんだろう。

命がけのショースター、女子プロレスラー。

尊敬に値する存在だと思う。



そしてビューティーペア外伝。。。。。。。。

小学校5年だか6年だかの時、夏休みの自由研究で、小説を書いてきたS君という男子が居た。

(うちのクラスでは、毎日自由勉強というものもあり、その時も、小説を書くのもありだった)

少年野球のチームの話で、ビューティーペアーズ、というチーム名。いつも騒いでいる男子のTが、「すげえ!Sって小説書いてきたぞ」「ビューティーペアだぞ」とか言って騒いだため、S君が先生に提出する前にみんな小説の設定だけは知っているというおかしな状況で朝の会が始まった。

朝の会で先生が一人一人の宿題をチェックし、(確か自由研究は、やった内容を別途紙に書いて提出するようになっていた)「S君は野球の小説書いたんですか。何というチームですか」と聞いたのだが、立ち上がったS君はみんなに注目されて恥ずかしかったのかなかなか言おうとせず、離れた席でTが小声で「ビューティビューティー」と歌っていたのが印象的だった。

ちなみにTは大手企業の社長の一人息子で、家に遊びに行ったとき、あまりに広すぎてトイレに行った私は迷ってしまったほどである。広い子供部屋は学習スペース、ベッドスペース、遊びスペースの3つのブースに分けられていて、裏庭には4畳半ほどの広さの檻が二つあって、犬が一頭ずつ飼われていた。片方は賢くて片方はバカで、バカな方は家族が3日間不在だったとき、置いておいた餌を一日で食べてしまったらしく、帰ってきたらお腹がパンパンな上に小屋がうん○まみれになっていた、と、Tが大声で話していた。

ああ昭和。

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