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2012-09-29

女王の孤独。

世界的前衛芸術家であり水玉の女王、草間彌生。

草間彌生

先週の「ユーミンのスーパーウーマン」に引き続き、昨夜もNHKで「草間彌生の全力疾走」が放映されていたので観ていました。

内容としては、「永遠の永遠の永遠」で上映されていたものとかぶっている映像もありましたが、とても見応えがありました。


彼女は芸術家として「私は(世界の)トップになりたいの」「私、天才よ」と言っていましたが、誰一人として反論する人なんていないでしょう。まさにその通りなのだから。

でも、アトリエにユーミンが訪れた時、本当に、少女のようにはにかみ、喜び、「あなたが荒井由実の頃からレコードやら全部集めていたのよ」「素敵! 信じられない! 嬉しい」と目をハートにする彼女の姿は、可愛いとしか表現のしようがなく。。。

ユーミンが草間さんの手を握りながら、アカペラで「やさしさに包まれたなら」を歌った時には、憧れの人を見つめて放心状態。

昔、ハンマープライスっていうオークション番組で、X-JAPANのYOSHIKIさんの出品物(巨大バラのオブジェだったっけ)を落札したファンの女の子が、現れた本人を目の前に、彼を見上げたままヘナヘナと座り込んでしまったのを見たんだけど、正にあんな状態。世界の草間が!!



ユーミンも「可愛い! やよいちゃんって感じ!」と言っていましたが、あの「子どものようにピュアで豊かな感性」と、「アーティストとしての強烈なまでの自己主張の強さと誰にも真似の出来ない個性」ユーミン曰く「存在そのものがメッセージ」という、生きる芸術とが共存するという「ありえなさ加減」。。。


だってねえ。。

生の絵を観たら、もう脳天直撃なわけですよ。

芸術なんて難しい事がわからなくても、打ちのめされるんです。実際、「永遠の永遠の永遠展」に一度行ったんだけど、小中学生の子ども達も打ちのめされちゃって「また行きたい!」となり、もう一度、朝一に並びましたからね。
「魂の灯」っていう、数々の電球で埋め尽くされた小さな部屋に入るアートがあるんだけど、混雑してたから大勢と一緒に10秒しか入れてもらえなくて、何が何でもあれは、私たち3人だけで入らなくては! となって。。。

開場したら絵画作品はスルーして早歩きで会場内を直進。奥の奥にあるそこのブースへ行ったら、係の人が「え、もう来た?」みたいな顔してた(笑)で、誰も居ないもんだから、母娘3人だけで入れてもらって。。

感動ってああいうことを言うんですね。闇の中に浮かび上がる無数の発光する球体。その中に写る自分のシルエット。。「魂の灯」ってこういう事なんだ。こんな表現があるんだ! っていう驚きと共感。

無言で打ちのめされて。。10秒で切り上げられることも無く。。。1分くらいは入れてもらえてたと思います。あれは素晴らしかった。で、その後、入り口に戻り、順路通り鑑賞。

終わってから、そこの美術館の常設展してたから入ってみたけど。。

チルドレン「つまんないね」
私「うん。出ようか」

ってことで、2.3点見たら出てきちゃった。

それ以来、子ども達も草間ファン。

グッズもちまちま集めてます。
。。。

っていうくらい、我が家のレディースはクサマーでありクサマニアなので、今回の番組も予約録画してたわけだけど。


今回、世界的メゾンであるヴィトンとのコラボレーションの事も番組で取り上げられていて、NYのヴィトンの前で拍手喝采。一流のデザイナーや企業オーナー、華やかな業界人達と英語で商談し、草間ヴィトンを手に、篠山紀信さんにポートレイトを撮影され(オーラでは草間さんの圧勝)。。。。都内には3階建のアトリエ兼事務所を持ち、まさに時代の寵児。若かりし日に世界中を圧巻し、第一線で表現し続けてきたYAYOI KUAMAが、今また世界を震撼させているという驚愕の偉業。御年83歳。

でもそんな彼女が帰る「家」は、瀟洒な洋館でも、荘厳な和風建築の豪邸でもモダンな注文住宅でもなく、精神病棟の一室。

それもごくごく一般的な個室。ビロードのカーテンに応接セットがおいてあるような特別室じゃないのね。

真っ赤なウイッグを被り、自らデザインしたヴィトンのバッグを手に華やかなスポットライトを浴びていた彼女が一人、無機質な病室の無機質なパイプベッドの上で新聞やら読んでいて、スチール製のハンガーラックにむき出しで何着かの私服が釣り下がっていて。

これもまた、世界の草間。

彼女のアートを観た時とはまた別の意味で、私は打ちのめされた。


アトリエでのシーンとか、彼女のビジネスの場面には多くの人が関わっていて。。。一枚の絵に3億円近い値段がつき、世界的な仕事をしている彼女は、はたして自分の収入が幾らで、それがどうなってこうなって。。。っていうの、ちゃんと把握しているのかしら。。。とか。

別にスタッフの方々を疑うわけではないが、独身でお子さんも無く、勘当同然に家を出た草間さんの資産というものが、どんなふうに今後、運用されていくのかしら、とか。

皆味方ばかりではないはよねえ? 打算で近づく人も多いだろうし。腹黒い人だって中には居るでしょうし。
余計な心配を、ふと、してしまうような、危うさも、感じた。

彼女は自らの病をずっと以前から公表しているし、だからこそああいった絵画表現が出来るという皮肉な部分もあるのだけど、こういう、非常にプライベートで、多くの人なら知られてほしくないであろう部分も、こうして撮らせ、放映させるというのは、ある意味、ショックだけど、納得、でもあるかな。悲壮感は感じなかった。

それが、草間彌生という女性なんだ、っていう。すとんと着地する感じ。

ハイヤーの中で、「ただ絵だけ描いたって売れやしない。私は水玉に愛や平和っていうメッセージを込めてるから、売れるの」「芸術家はみんな、そういう精神(メッセージやスピリット)を売ってるのよ。だから本人が死んだ後も売れ続けるのよ」と言っていた草間さん。

苦労してきただけあって、非常に鋭い眼識をお持ち。あのお年になってもまだまだ作品が描けて、訴えたいメッセージがあり、芸術家としての野心があるというのは素晴らしい事だと思う。


ああ。。。


あんなスピリットを持った婆さんになりたいっ!!!


かぼちゃ2.

。。といっても簡単な事ではあるまい。つか、凡人にはまず無理。なのでとりあえず直島行って草間カボチャ観たいです。



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コメント

Re: No title

いえろーさまこんにちは☆

本当に、あの病室は衝撃でしたね。廊下から丸見えで。
描く事に命をかけている草間さんだから、生活にはあまり構わないのかもしれないけれど。

新しい美術館楽しみです。
日本はもっと芸術を大切にする国になって欲しいです。

No title

私も見ましたー。
すこし苦しくなりました。

お若い時の可憐な可愛らしさ、そして現在の存在感。言葉が見つかりません。

大金を稼いでいるはずなのに病室が質素すぎて心配になりました。ホントに搾取されてないのかな。豪華さは望んでないかもしれないけどあのお部屋は快適なのかな。

創作されてるところが拝見できて嬉しかった。

新宿に建設中という美術館、楽しみですね。
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