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2014-02-08

似合う服。似合わない服。

2011年花組版ファントムを録画で。


オペラ座の怪人の宝塚版ですね。2004年宙組初演でこの時の主演は和央ようか。クリスティーヌが女帝花總まり。2006年花組での再演は春野寿美礼がエリックで相手役は彩音ちゃん。そして今回観たのは2011年花組版で、主演はこの春で退団となる蘭寿とむ。宙組からの組替トップお披露目公演となりました。クリスティーヌは彩音ちゃんの後任からもう何年たつんでしょう、らんはなちゃんです。


宝塚ファントムの見せ場の一つが、エリックと、実の父親であるキャリエールの銀橋での『お前はわたしのもの』だと思うのですが、11年花組版ではキャリエールをえりこおおおお!!(壮一帆)が演じており、まあそれで観たんですが。録画だけど。


途中何度も心の中で叫び、観終わってから更に叫んだ言葉は

「まっつ!! お前はもう、居ないのかああああああっ!!@雪組に組替」(ベルばらオスカル風に)

であった。

うーん。


オープニングからなんだか落ち着かない。なんだろう、この胸元がザワザワする感じ。贔屓が出ているからザワザワするってのとは違う。スカートの中がスース―して、あ! 中、履いてないじゃん!? どーしよう!! みたいな感じ(って、そんな事態に陥ったことは幸いにしてありませんが)なのである。

コーラスも落ち着かない。場面場面で落ち着かない。なんかこう、どんっと腹が据わってない感じ。

初演のキャスティングが物凄すぎたのか。。。。

何だこの不安感は!!

場面が進み、クリスティーヌのソロなんかで更にその不安感や違和感は確信となっていく。


何でこれを蘭寿さんのお披露目に持ってくる? 今の花組でする? 美味しい思いをしたのはまたまた続投の相手役が、クリスティーヌ出来て嬉しいっていう、それだけだろう。


蘭寿とむと言えばそのダダ漏れの色気とダンスとビジュアルなわけで、スーツ物が最強だろう。

そんな素敵極まりない人が、何でこんな引きこもりの屈折したコスプレもんなんかしなきゃならんのだ。ダンスシーンも少ないし。スーツ物の芝居と、バリバリの男役を見せつけるショーの二本立てが良かっただろうに。

そりゃまあ美形なので何しても似合うし、芝居も歌も酷くは無いんだが、ジョニーデップがちょんまげ付けてるみたいな違和感はどうしたってぬぐいきれない。

カルロッタの一花ちゃんも上手いが、ビジュアルと声がどーしたって可憐だ。何せ前役がタキちゃんである。どうしろというのだ。これはもっと年上の人がやる役じゃないのか。フィリップもみわっち大健闘なわけでいいんだが、初演が安蘭けいってのはもう、誰がやっても不利なわけで、06年花組版の真飛さんも苦戦していた。

そしてキャリエール。

えりこはいい芝居をするなあ。父親役、というのは初めてで、大道具さんとか、とにかくまわりの「父親」である人の話をいろいろ聞いたりして役作りに挑んだという。

初演の樹里ぴょんは文句無しの安定ぶりだったし、06年花組版のユミコはそりゃもういい芝居をしていた。この二人の後というのは相当なプレッシャーだったと思うが見事にクリアしていたと思う。

しかし、しかし、そこでうーん。となる私。

好みの問題もあると思いますが、私はえりこには髭は似合わないと思っています。
スタイルいいし、小顔、首長で舞台姿はいいし、おかしくはないけど、しっくりこないというか。

メイクテクニックの問題なのか、骨格とか、そういったものなのかわからんが、とにかくトド様のバトラーみたいに、
なんかもう本当に生えてるだろっ!! というような自然さが無いというか。目がぱっちりしているからなのかなあ。。なんか不自然。初演の樹里ぴょんみたいに髭無しでも良かったかもなあ。

というかこれ、番手的に振り当てられているけれど、「花組2番手の壮一帆に合った役」なのか?

ていうか、この芝居、そもそも花組に合った芝居なのか?←結局そこ。


宝塚のコスプレものといえばベルばら、エリザベート、ファントム、が有名どころだと思うが、ベルばらやエリザベートが『動の演目』ならば、ファントムは『静の演目』だと私は思う。

前者は男として育てられた女性が出てきたり、舞台がフランス革命だったり、ハプスブルク家が主役(っていうのか)だったり、主人公が黄泉の帝王だったり、設定からして壮大で、ありえない人がありえないことしてるっていう、ある意味漫画的な演目だし、衣装やセットも派手で豪華で、出演者の歌や芝居の至らなさってのが上手い事ごまかされちゃうような部分があるんだけど(って、ごまかしきれるもんではないんだが・笑)ファントムはそうではない。

舞台がオペラ座という狭い空間で、主人公のエリックの出生も生い立ちも、周囲の人たちの立ち位置も非常にリアル。派手な戦闘シーンも無いし、男装の麗人も黄泉の帝王も現れない。美しい音楽に彩られているが、ストーリー自体は非常に静かに、しっとりと進んでいく。

そして何よりこの演目の最大の売りであり難関が『歌』であり、メインキャスト全員がちゃんと歌えないと芝居が成り立たないストーリーと設定なわけだ。

何しろエリックは、素晴らしい歌手になれた筈の美声と歌唱力の持ち主という設定だし、クリスティーヌも然り。何しろ彼女はその歌唱力と歌声で皆を感嘆させ、オペラ座の主役に抜擢されるのだ。これはエリザベートが難曲ばかり、というのとは根本が違う。ごまかしようがない。

とか色んな事が頭の中をグルグルして、しっかしスカートの中がスース―するなあと思いながら見ていたら、銀橋の『お前はわたしのもの』のシーンになっていた。

ここは泣かせどころである。

が、どうしても気になることが毎回ある。

それは、低音の歌い出して始まる、その歌い出しの第一声がきちんとクリアに発声出来ていたのが、今の所、初演と再演のエリックである和央ようかと春野寿美礼。そしてキャリエールなら11年版のキャリエール、壮一帆だけってところ。

ユミコも樹里ぴょんも文句無しに歌は上手い人だが、と言うか多分、えりこより歌えると言ってもいいんだけど、この低音第一声がちゃんと出ないんだ。これは非常に残念。。著作権の関係でキーがいじれないのかなあ。あとせめて半音上げればこんなに皆さん苦戦せんでいいのになあ。

なんて思いながら、でもえりこは健闘したなあ、決して歌ウマと言われる人ではなかったはずなのに、きっちりと低音第一声が出てるなあ。(と言いつつ見直してみたら、ちゃんと出ていたのは第一声目だけで、あとはフィナーレ含めて不安定だった。ぎゃふん)しかしここの芝居、とむえりバージョンはちょっと進みが速い気がするなあ。間の取り方が。芝居の間、と言う点や、エリックのキャラクター作りや演技の深さと言う点では初演やオサユミ版の方が上手いのかもなあ、でもここは3作ともおかしなキャスティングじゃなくて良かったな、なんて安心したりもわけだけど、観終わってからの感想は、「まっつ、お前はもう居ないのか(雪に居ます)」だった。

まっつがキャリエールで、えりこがフィリップ、の方がキャラクター的にはしっくり来るなあ。

まあこの演目は、エリザやベルばらみたいに飽きる位に再演! なんてして欲しくないですね。

クリスティーヌが可憐で歌姫じゃないと話にならないので(一花ちゃんならできたはずだけど)、出来る組もそう無いと思います。


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