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2014-02-25

えりたんはオトコマエ。Ⅱ

こんばんは。

えりたん退団発表から10日以上経ちました。

あっという間だったなあ。

あの日から、毎日通勤の時に聴いていた「CONGA!!」のCDが聴けなくなりました。

「ドリキン」のCDも。

「壮一帆ディナーショー」のCDも。


聴けるわけがないじゃん。胸がいっぱいになっちゃって。


なので今はディズニー映画音楽集がかかっております。

非常に無難でよござんす。

無駄に感動もしなければ、「ああああミッキーいいいい~!!」なんて感極まる必要もありませんし、かといって味気ない気持ちにもならず、適度に明るいテンションになれますし。



えりたんの退団発表後、相手役のあゆっちの退団発表もありました。


私は娘役は必ずトップの退団に添い遂げるべきなんてことは思っていないけれど、あゆっちの会見を見て、彼女のように素直で聡明で、舞台人としてきっちりとしたプロ意識のある人がえりたんの相手役さんで本当に良かったと心から思いました。

えりたんから、全ツのお稽古中に、3作で退団しようと思っていると聞かされて、その場で「ご一緒させて頂いていいですか」と即答したというあゆっち。

そこには一切の妥協も、見栄も、計算も、何もない。ただただ壮一帆の相手役として、えりたんを知れば知るほど、(卒業するなら)ご一緒したいと言う気持ちで居たという。

そんな物凄い決心をした二人の作る舞台だからこそ、私は何とも言えない力みたいなものを感じて、一気にファンになってしまったのかなあ。



えりたんの退団発表の記事だけ読んだ時は、何故3作で? というのが正直な気持ちだった。

何も10年に一度の大運動会の前に辞めることないじゃん。とも。

だが、「自分が目指す最高の舞台を作る上で必要な体力・精神力を冷静に考えた上で、自分の舞台人として燃え尽きることができる時が今だなと考えるに至った」という言葉を聞いて、すとん、と落ちた。

えりたんは、正真正銘のタカラジェンヌであり、最高の舞台人だ。

彼女の舞台に一切の妥協が無い事は、トップになるずっと前から感じていた事だし、彼女自身も会見で、「トップになる前から毎公演毎公演、これで辞めても悔いはないという位、全力投球で取り組んできた」と話していた。


ああ、とうこちゃんと同じだなあ。と、胸が熱くなった。

安蘭けいも、同じことを言っていた。

長く足踏みが続き、もうトップにはなれないと思った時、もう期待するのはやめよう。それよりも、舞台の上で死んでもいい位、与えられた役を生き抜こうと決めた、と話していたし、早いうちに後進に道を譲りたいとも言っていた。

彼女達は、私たちよりもずっと前を見ているし、聡明で冷静だ。


えりたんはもうずっと前から辞めることを決めていたし、何年も前から「この境地」にあったのだなあ。そう思った。




先々週、9日に東京千秋楽を終えた雪組。

えりたんチームは3月にドラマシティで上演される『心中 恋の大和路』のお稽古集合日が11日。2番手のちぎちゃんチームは3月7日にはベルばら全国ツアーがスタートする。

なんてハードなスケジュールなんだろうと正直心配になった。


本公演の上演期間が短くなってから、物凄い過密スケジュールって印象。

これに加えて、専門テレビチャンネルの番組収録や、雑誌のスチール撮りや取材、その他諸々のお仕事もある。

4組だったのが5組に増えたけど、組子達の負担は減るどころか増える一方で、トップスターとなると更に輪をかけた忙しさだろう。

昔の作品を見てみると、ビジュアルは今の子たちの方がずっと洗練されていて美しいのだけど、芝居や歌やダンスと言った、舞台人としてのスキル、という点においては、今の現役生徒達のレベルの比ではなく、本当に巧い人が多い。

しっかりとした芯のある芝居。どっしり腰の据わった舞台姿というのだろうか。



今は総じて薄い。



お稽古や基礎レッスン、自分磨きにじっくり取り組む時間が無いのだと思う。観ていて非常に不安定で、安心できない。歌声が裏返ったりすれば、一気に現実に引き戻されて興ざめしてしまう。

壮一帆のヘイリー役の芝居の達者さと、ショーでの圧倒的な存在感を見て、私はもうその舞台人としての完成度の高さに唸るしかなかったわけだけど、同じ事が出来る人がどれだけ育っているかというと、心もとないとしか言いようがない。

今おけいこの真っ最中の雪組。

ドラマシティが終わったら、トップスターコンビは春の月組公演への特別出演、その後、4月に『大和路』をひっさげての青年館。

6月に大劇場本公演でそれが7月半ばに終わり、8月には東京宝塚劇場。

10月初めが10年に一度の大運動会で、その数日後には日生劇場。

そして年を越して、2015年。また大劇場での本公演。。。。。


トップスターとして最低でも4作するという事は、この怒涛のスケジュールの全てをベストコンディションで乗り切らなくてはならないという事だ。


適当にやれば、乗り切ることは可能だ。

特に大運動会。

お芝居ではなくイベントなのだから。

だがえりたんは、イベントだからと言ってテキトーにこなすような人ではない。

大運動会、そりゃえりたんなら全力投球するだろう。手抜きなんて考えないよ。だってたとえイベントであっても、それは宝塚歌劇団のイベントで、トップスター壮一帆が出る運動会なんだもん。手抜きして作り笑いでキャーキャーこなすわけがない。

そして運動会の数日後には日生での公演。

素人が考えたって、お稽古大丈夫? 舞台に差支えないのかしら? 何より怪我が怖すぎるんだけど!? と思うけれど、だからといって、10年に一度の大運動会に、雪組だけ出場しませんなんてことは、経営としてはありえない。


キャリア19年の壮一帆。

自分をごまかし周りをごまかし、運動会では絶対に怪我しないよう、うまい事手抜きしまくり、日生公演を何とか乗り切る事だって可能だったはずだ。



だが舞台人壮一帆は、自分が目指す最高の舞台を作る体力や精神力を冷静に考えた。

そして、これがベストと、3作での退団を決めた。10年に一度の大運動会も、次期トップが率いるべきだと判断した。


400人近い劇団員。

実力を伴わない者がわけのわからない抜擢を受けたり、へたくそな人が堂々と舞台に立っていたりする事が普通にある現状。

えりたんのような真っ直ぐすぎる決断は、そういう人達から見れば、「勿体ない。馬鹿じゃないの!?」「ポジションさえ掴めば、後はちょろいもんよ」と鼻で笑われてしまうようなものなのかもしれない。




だが壮一帆は、ファンや舞台を裏切る事も、ごまかす事も、絶対にしない人だ。

彼女がどれだけ真面目で謙虚でファンを大切にする人かというのは、入り出の様子だけでもよくわかる。

一人一人に「ありがとうございます」と笑顔で声をかけ、お手紙を受け取り、ガードの端から端まで見渡して手を振って入っていく。

帰る時も同様で、ファンへの挨拶は絶対に欠かさない人だ。

それは彼女が礼儀正しくていい人だからというのは勿論なのだけど、常にファンの前では壮一帆であり続けようという、彼女のプロ根性の賜物でもあると思う。


実際、まるで機械のように無言で、にこりともせずお手紙を受け取り、車に乗りこむなり沿道のファンには見向きもせず、携帯いじるスターだって居る。



「壮一帆」だって人間。

疲れている時もあるだろうし、悩んだり、腹を立てたり悲しんだり、心が波立っている時だってあるだろう。

でも彼女はいつもいつも飾らぬ笑顔であり続けて来たし、これからも、壮一帆である限り、その笑顔を貫き通す人だ。

物凄い精神力だと思う。


ただ。

もしえりたんが、真飛さんの次に花でトップになっていたら、僅か3作で退団しようとは思わなかったはずだ。

これに関しては、私は劇団に、人事のあり方というものを考え直してほしいと思うし、猛省を促したい気分だ。


会見でのえりたんの「雪組に組替えですと言われた瞬間に、3作でと、決めました」「何度も辞めようと思った事があるし、これで最後、もうこれで辞めてもいいと言う気持ちで全力投球してきた」と言う言葉。



彼女のような人気も実力も申し分ないスターが、何故「何度も辞めようと思った」のか。何故、トップになってからたった3作で辞めようと思ったのか。


又、トップ就任後のインタビューで、既に退団したみわっちとすずみんの事に触れ、「退団すると聞いた時、悔しくて泣きました」と言っていた事。

みわっちは花組っ子でえりたんの一学年下で、人気も実力もあって。

同期のすずみんは別の組だったが、これまたカッコイイ路線男役。

でも二人ともトップにはなれなかったし、正2番手の羽を背負うことも無く退団する事になった。

何故トップになったえりたんが二人の退団に触れ、「寂しかった」でも「残念だった」でもなく、「悔しくて泣いた」と言ったのか。



劇団の人達さあ。「そりゃ厳しい世界だからなあ 壮一帆はよく頑張った よく乗り越えた」なんて美談化してんじゃないよ~と、言いたい。



第一期の雪組時代。

番手も学年もえりたんの方が上だったけど、明らかに舞台の上では下級生のキムちゃんのほうがプッシュされているなーと思う事もあった。



そして花組に組替え。


ここでも3番手時代が続いたが、真飛さんがトップになり、2番手昇格。「まとえり」として素晴らしい時代を築いた。

真飛さんが退団するとなった時、キャリアや実力から言っても、誰もが次期トップは壮一帆だと信じて疑わなかったはずだ。


だがまさかの足踏み。

花組トップスターに就任したのは、よりにもよって、当時宙組2番手だった、同期のまゆちゃんだった。




私はこういう、「ジェンヌ本人の心情に全く配慮しない人事」に本当に腹が立つ。

蘭寿とむというスターは、トップになるべき人だと誰もが思っていたし、その人気と実力を思えば就任は遅いくらいだった。

でもなんてえりたんが居る花組?

宙じゃダメなの?


こんな呟きをファンが洩らさなければいけないのも悲しいし、なによりその人事に一番心を痛めたのは、トップに就任したまゆちゃん本人だったのではないだろうか。




ダイナミックな舞台姿とは裏腹に、心優しくて繊細な彼女が、他から異動してきた自分がトップになる事で、人気も実力も申し分無い、正2番手である同期を足踏みさせてしまう事になる、という現実に、どれ程心を痛めたことか。


そしてその人事には、えりたん自身も傷ついただろう。

自分の力に奢り高ぶるような人ではないし、頭のいい人だ。劇団人事が予想外の連続であることも十分承知していた筈だし、自分が100パーセント次期トップだと能天気に思い込んだりする事は無かったとは思うけど、正直な所、「もうそろそろ(トップに)なれるんじゃないだろうか」っていう気持ちはゼロではなかったはずだ。

だが結果は足踏み。しかも他組の同期が落下傘してきて。。。。。


よくこの時に辞めなかったなと思う。

しかも彼女は番手がどうこうなんて枠に囚われず、蘭寿とむをトップスターとして花組がどうあるべきか考え、素晴らしい作品をみんなで作る、という事に全身全霊を傾けて努力し続けた。

だがそれはえりたんが真の舞台人として踏ん張ったからで、劇団の手柄でもなんでもないだろう。

私はこの時に、順当にえりたんが花で、まゆちゃんが宙でトップになっていたらなあ、と、ふと、思う事がある。



思えば本当にここ数年の人事の迷走ぶりは酷過ぎる。

えりたん、まゆちゃん、そしてかなめちゃんの、テトリスみたいな異動落下傘。

組替えってねえ。物凄く消耗すると思いますよ実際。自分が異動する事で、番手が下がる人が出てくるわけだし。キムちゃんだってもっと大切に育ててあげて欲しかった。トップお披露目公演なのに相手役がダブルキャストだなんて、あまりにも気の毒だったし、作品にも恵まれなかった。

トップと準トップでお披露目役替わりってのもあったなあ。

もう生徒はオセロのコマみたいなもんで、あっちやったりこっちやったり、じゃあ黒に変えようか、じゃあ今度は白だ、みたいに振り回されっぱなしである。

宝塚は独身女性だけの劇団。

どんな人気スターだって一人の女性だし、いろんな夢や、悩みや、葛藤がある。傷つく事だってある。

女性の体は繊細に出来ているから、やはり、年齢を重ねるごとに、フェアリーとして、舞台人として、色々と体の変化に戸惑ったり、限界を感じる事も出てくるだろう。

近年本当に生徒の怪我や体調不良による休演が増えてると思うんだけど。

これ、外部の舞台じゃ絶対に許されない事ですからね。もう二度と仕事来ないです。代役なんていくらでも居るという意識なのか、劇団側もおざなりな報告文で済ませているけれど、事の重大さをもっと認識した方がいいと思う。

怪我したり体調崩すってのは、確かに本人の責任が大半を占める。

でもねえ、ハードすぎるんですよ。心身ともに。なにもかもが。

だからこそ。

もっともっと、彼女達には自分自身の心や体をメンテナンスする時間を与えてあげて欲しいと思うし、無駄に心が折れるような人事はやめて欲しいと思う。それに、番手を上げる適切な学年というものを、生徒一人一人の実力や人気を鑑みて、真摯になって考えてあげて欲しい。



だけどさあ。

いやあ、えりたん、ほんとうに見事だよ。

私はあなたの退団会見を見てますます惚れました。

何が起きても決して逃げず、全てを受け止めて、そして最後には、どんなに辛い事も大変な事も、笑顔で花丸にしてしまうあなたの強さと健気さに。

もうずいぶんと昔、大好きだったブロガーさんが、えりたんの事を「強気とへタレのさじ加減が絶妙」って書いていて膝を打ったんだけど、まさにそうなんだわ。退団発表の場でもね。

あっぱれとしか言いようがない爽やかな会見。でも最後、笑顔で直立不動で写真撮られている時に、「あー。ずっと黙ってたこと、言っちゃってスッキリした―!」みたいなあどけなさがちょっと、混じってる。


だけどすこーし、目がうるんでるの。うっすらと。


強気とへタレのさじ加減。



もう本当に可愛くて、でもその強さ、健気さに拍手を送るしか無くて。


そして、退団公演のチラシに泣いた。

「散らば花のごとく」
「これが最期 忘れられない壮一帆」

何このコピー。

退団公演だからって、こんなに泣かせるチラシ、見たことない。

えりたんて、愛されてるんだなあ。

みんながえりたんのためならと、何かしてあげたくなる、そんな魅力を持った人なんだね。


えりたんが決めた事なので、もうごちゃごちゃ言わないよ。

もう何年も前から、腹を括っていたんだね。

よしわかった。

応援するよ。

悔いの無いように、舞台人壮一帆のラストスパート、見届けます!!




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