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2009-09-23

こわいはなし。1

湊かなえさんの『贖罪』を読んだ。ネタバレになるような描写もあるので、あらかじめご了承のほどを。

湊かなえ・贖罪
贖罪2
可愛い表紙だけど中身は激鬱。

デビュー作の『告白』と同じく、事件現場は学校で、事件に関わる人達の独白で構成されている。

湊かなえ・告白
告白
凄い話です。

で、感想。

この作者、特定の、実在する人物や、過去、自分が体験した事への強烈な恨みを、書く事で発散させてるんじゃないかしら?それも、社会的な問題に対して、とか、誰もが知っている有名人に対して、とかではなく、「昔あたしを苛めた奴を許さない。この本に全部書いてやったからな」みたいな。

この人は筆力があるので素直に読ませる。『告白』はデビュー作とは思えないほどの出来だったし、今回の『贖罪』も一気に読んでしまった。この手の単行本なら2時間かからずに読めてしまう。あっという間だ。

でも、『告白』の時にうっすらと感じた違和感と怖さの理由が、『贖罪』を読んだ事ではっきり判った気がした。まあ、これは私が勝手に感じた事なので、もし全く違うのなら大変著者には申し訳無いのだけれど。

作家が個人的な感情や、自身が訴えたい事を作品に反映させる、というのは普通の事だ。

それぞれの作家が得意分野というものを持っているし、「この作品ではこれを訴えたかった」「ずっと感じていた事をこの作品に凝縮した」なんて事をインタビューで話していたりするのも珍しい事ではない。そしてその作家の「個人的価値観や経験」は作品全体の土台となり、一つ一つの描写に迫力あるリアリティを持たせる。


例えば、桐野夏生さんの作品は、一人一人の登場人物が、まるでそこで息をしているかのようなリアリティを持って存在し、人間の心の奥底を抉り出すような強烈な印象を残すし、岩井志麻子さんの場合は、さらりとした文章の奥底に、ゾッとするような怖さを秘めている。皆川博子さんに至っては、もうこの人は現実世界と小説世界が完全に入れ替わってイッちゃってる感じがある(褒め言葉です)。上手い作家は皆独自の世界観を持っているし、迫力ある筆致でぐいぐい読ませる。これらは彼女たちの作家としての技巧だけがもたらすものではなく、その人生経験や価値観が大きく影響している事は確かだ。

桐野夏生・OUT

これ無茶苦茶面白かった! 

岩井志麻子・ぼっけえ、きょうてえ
ぼっけえ
夜中に一人で読めません。

皆川博子・猫舌男爵
猫舌男爵
カリスマですね。ここは誰? 私は何処?(笑)

でも、湊かなえと言う人は、それとは違うんじゃないか、と思う。

続く。(ぇ)

いやなんか、記事をアップしたら表示がめちゃくちゃになってしまい。

とりあえず今日のところはこれで(笑)

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